ちょっとはやる気があるの篇

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ざぶざぶうどん


ふつう、ざるうどんは薬味を入れた冷たい麺つゆにつけて食べますが、これは具沢山のあったかいお汁に入れて食うという反則技。うちのオヤジの実家の定番なので、うちでは地名をとって「日立うどん」と呼んでいますが、北関東ではこの反則技はわりとデフォルトなのか、群馬出身の後輩Kによると、「あーうちの実家でもよくやる〜」と言ってますわな。なるほどなあ。
と、一人で食べるにはおつゆの量多めですんでよろしく。だいたい4人分ぐらいの分量かな。

材料:
鳥もも肉 80グラムほど
大根 3センチ
ニンジン 3センチ
キノコ類 拳大2こ分
白ネギ 10センチ
うすあげ 半枚
さつまあげ 1枚
つけうどん用のおうどん 適宜
出し汁 800cc
調味料 しょうゆ、みりん

下ごしらえ:
1)鳥もも肉は1センチ角に切る。
2)大根とニンジンは縦にスライスしてから拍子切りにし、さっと下茹でしておく。
3)うすあげとさつまあげは、湯通ししてから(大根下茹でしたのを使うと経済的)5ミリ幅に切る。
4)白ネギは細切り。キノコ類は石突きを取ってからほぐしておく。
5)大きめの鍋に湯を沸かしておく。

さあ、つくりますぞ:
1)鍋に入った出し汁(ぬるいままでOK)にとり肉を投入し、コンロに火をつけ中火にする。
2)下茹でした大根ニンジン、キノコ類、白ネギを入れて少し煮る。
3)煮えたら、みりん50cc、しょうゆ50ccぐらい入れ、うすあげとさつま揚げを投入し、少し煮立てる。
4)味を見て、つけ麺用なので少し濃いめに味付けし、火を止める。
5)うどんを茹で、茹で上がったら冷水でよくもみながら洗う。(水が濁らなくなったらオッケー)
6)うどんをざるにあげ、つけ汁をあっためたらできあがり。お椀にあっつあつのつけ汁を入れ、お好みで山椒や七味唐辛子やミョウガ、ゆずの皮の薬味を入れて、冷たいうどんをつけて食うべし!

おいしくつくるヒント:
これもよくリクエストされて作ります。さつま揚げは、プレーンなのでもおいしいけど、具入りのやつでもおいしいよ。私がお薦めするのは野菜天だな。ゴボウとかニンジンとか入ってるやつ。独特の風味が出ておいしいです。まあ、逆に竹輪でもおいしいけれども。でもどうしても風味が足りん、と思ったら、遠慮なく「ほんだし」とか加えてみよう。旨味調味料様様でおいしくなりましてよ。
で、おうどんだけでなく、お蕎麦でやってもおいしいのですよ。先日は後輩Kのうちにみんなが集まった時、長野の飯田に住んでるI塚先輩のKへの手土産の乾蕎麦をどうしても私が食べたかったので、「おいしいの食べさせるから、お土産のお蕎麦食べようよ!」と強引にやってみました。その時、近所のスーパーで地鶏が安かったのでそれでしたら、まあ、なんとおいしいこと(いやもちろんお蕎麦もすんごいおいしかったですよ!先輩!)。自分でも驚くぐらいのおいしいおつゆになりました。うーん、このつけ汁のおいしさのポイントはそこなのか〜!と思った出来事でした。なのでできるだけおいしい鳥肉でやったらおいしいよ。
そうそう、この残ったつけ汁は、旨味がよく出てるので、うちでは、残った具といっしょにお芋を炊いたりひじきを炊いたりします。