★今日のひとこと
その日のよしなしごとと読書日記。たまに実験料理の成果とか、雑貨屋はしご記録とか、プロ野球の話題とかも。

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☆目の前が一瞬暗くなるほど焦るの巻
いつも、木曜日はiBookを持ち歩いて、夕方からの授業で使うマニュアルなんかは、先方に着いてから作成する、なんて離れ業を続けていたのですが、そのマニュアルなどを印刷し終わって、学生さんたちに作業を進めさせている間、次週の準備でもしておきましょうかいね、と思った途端、iBookちゃんのFinderがダウンして、何度やっても起動しない状態に。でもまあどうにかKリンのお陰で外付けのHDで再起動でき、なんとか単独でも起動できました。ああ、変になったのが他所でなくてよかった。でも、マジでメンテナンスをせねばならなくなってきましたなあ。このマシンも使いはじめてもうじき2年半になりますよ。ほんと、よく働くイイコですよ! いやでも、先日「モニタが大きいマシンが欲しいよ」とか呟いてしまったんで、「もう、必要無いのね!」と憂いてダウンしたのかと思ったよ。実は私がこれまで使ってきた電化製品は、「そろそろ新しいのが欲しいなあ」と思った矢先に壊れることが多いのです。もともと物持ちが異様にいいので、電化製品が壊れることがなかなかないので、新しい機能のついたものに買い替える機会など滅多にないのです。でも、どうにも新製品への思いが募り、「まだまだ使えるけど、新しいのが欲しいよな」と思った途端、身を引くように壊れると。一番劇的な幕切れだったのがワープロです。大学時代からずっと使い続けていたワープロを「もっと液晶画面の大きいのに替えたいよ」と言った次の日、阪神大震災。机の隣にあったMacintosh classicは、机の上から身投げしてもなんともなかったというのに、ワープロは液晶をぶちまけて大破していました。よほど覚悟の身投げだったと思うのです。

とまあ、今日はこんなで、前期の授業もあと2回だ! せめてiBookちゃんもあと2週間ヘソ曲げずに頑張ってほしいです。

昨夜は、日記をアップしてお風呂に入ろうと思ったところでリッツーさんから届いた手紙に気づき、夜中に読んで、いろいろ思うことあったのですが、今日はもう眠いので、明日にでも頭がまとまったら書くかも。
それから、昨日から電車で寝ずに読んだ舞城王太郎の話もしたいところだ。
まあ、明日は休みだけど、土曜日から木曜日までノンストップになるかもなので、ゆっくりできればなあ。でも暑いからなあ。

050629wed

 

☆やっぱりマジですか?
あー今日は、途中までは、「昨日はやっぱり私、先走りすぎたわ」と思ってたんですが、結果、やっぱりマジですか? ってか広島が弱いんですか?
今日は保育園の日だったんで、家に帰ったら10時過ぎで、もちろん野球も終わってる時間ですよ。なんで、途中で携帯でチェックしたら、どうやら今日は負けくさい。でも次にチェックしたら、あれ〜?なんでさっき負けてたのに逆転しちゃってるよ。シーツのスリーランか〜。(しばらく経過)おい!だめ押しの金本スリーランかよ。二人揃って古巣にむごい仕打ち....。

で、今日は六甲山の向こうの保育園の日。JR宝塚線は開通したけど、やっぱり乗れず、阪急で行く私なのだった。
奈良は曇りだったけど、大阪はギラギラ。暑いなあと思いつつ、移動してたら、どんどん雲行きが怪しく....。バスを降りたら空を前線が通過していくのがよくわかりました。

ものすごい雲の帯。そしてこの写真を撮った2分後、大雨が〜。保育園の手前から走る。さらにピカピカゴロゴロするし。スコールみたいに土砂降りになってくるし。停電になってもちゃんと帰れるかしら、警報が出たら昼からの小学生はどうしようと気を揉むが、ものの1時間もしないうちにとてもイイ天気に。

保育園のベランダから。なんだかすっかり夏の風景です。しかし、この1時間後、また大雨にピカピカゴロゴロでした。

で、今日は七夕も近いってんで、ひこぼしとおりひめの着物を作りましたよ。キッドピクスの画面に半円を2つ描いておいて、そこに好きな色をぬって着物の柄を描いていくという....。うう、2種類もつくんなきゃならないので、なんかいつもよりも時間がかかったかも。それに子どもたちも生活に慣れてきて、ちょうどだらける季節なのね。なかなか落ち着いて作業が進みませんでしたよ。とほほ。でもま、なんとかいいのができました。下は、その完成品。二人の着物がパソコン製です。

050628tue

 

☆野球の神様マジですか?
阪神、今年も優勝ですか? まだバックスクリーン3連発もやってないんですけど、ちょっとその気になってもイイですか?<いえ、気が早すぎます
ってぐらいイキオイがある今日の試合でしたね〜。阪神のヒット16、広島は13だったのに、14−4ですから。ビッグイニングが2回もあったしなあ。けど 山本監督がだんだん可哀想になってきちゃってよ〜。けっこう好きなんだもん、山本監督。
ところで夕食時、うちの母ちゃんは阪神の選手でいったい誰が好きなんだ、とかゆー話題になり(平和ですなあ)、母ちゃん、しばらく考えた挙げ句、「能見君」と言いましたが、その直後バッターボックスに立った鳥谷を見て、「あ、やっぱり鳥谷」と言いました。「鳥谷、真面目で一本気なところがええよねえ〜」だそうです。しかし!私は覚えているぞ。去年、岡田が新人の鳥谷を起用しても中々上手く行かないのを見て、「あーもう、こんな若造なんか使うから、岡田は勝てんのよ」とかゆーとったやろが〜! それを指摘してみましたが、母ちゃんは全然覚えてないそうです。忘却って素晴らしい。

さーて、Tチーから「ハガレン」こと『鋼の錬金術師』を借りて読んでます〜。おお、近ごろの少年漫画にしてはお話が面白いぞ! もうじき既刊全部読めるので、また最初から読み直しするぜ。(とはいっても、ガチャガチャでキーホルダー集めたりはしないと思うよ、私は>Tチー)

あ、そうそう、新しいレシピ2つ追加しました。トップからよろしくです。野球と漫画と本の話題だけではなく、料理の話題もせねばなあ。あ、今日、お向かいのおうちから、掘りたてのニンジンを葉付きでもらいました。みなさん、ニンジンの葉はかき揚げにして食べたらうまいですよ! なもんで、今日はニンジンの葉、ニンジン、タマネギ、エビのかき揚げにお素麺でした。いっしょにいただいた岐阜の枝豆は、なんかとうもろこしみたいな風味があって、甘くておいしかったよう。あと、他のおうちからは収穫したてのプチトマト! これも甘くてすごくおいしいでした。充実の食生活。
このトマト、冷製パスタにしたら絶対に旨いと思う。キャベツのうまたれにオリーブオイルとバジルとタマネギを入れたドレッシングでさ〜。やってみるかね。あ、でもキャベツのうまたれのビンが今日空になってしまったのだった...。駅前のスーパーに行かなくては。

050627mon

 

☆今日はロウテンションでお読みください
いやー、今日は最高気温28度とかゆーとった朝の天気予報の責任者出て来い!っつぐらい死にそうに暑かったですね。今日は新大阪の日で、先生の事務所に行くまで陽の光を遮るものがない線路沿いの道をたらたらと歩かねばならないのですが、朝っぱらから、「事務所着いたらまずビールでしょ」とかなりマジな気分でTチーと呟きつつ、まるで砂漠の中のオアシスを求める旅人のようによろよろになっておりました。
で、実は先生の秘書さんが先週の月曜日にぶっ倒れて、そのまま検査入院をしているため、事務所の掃除もままならず、だったので、朝イチで雑巾を持って床掃除。暑いから毎日開けっ放しなんで、床の上、ホコリで真っ黒でした。でまあ、1時間かけて掃除を終えて、すっきりしたけども、汗だらだらになったので、昼ご飯を買いに行くという先生にまさかビールは頼めないので、「アイスを買ってきてください」とお願いしてしまう(うう、いいのか? 相手は天下のT越先生なのにパシリ.....)。そしたら、「昔から女性の好きなものはアンコだよね」と井村屋のあずきバーを買ってきてくださいました。ああ、おいしかった。

で、昼からは児童文学塾。今日はもう脱線しまくりました。結局、今の児童文学の流行りってのはどうなの?っていう話から、「ライトノベルとヤングアダルト小説の違いは?」とか、「漫画っていっても、四コマ漫画と所謂今の普通の漫画とどう違うの?(後者はまあ“ストーリー漫画”というのが定説ですが)」という話から、今の子どもたちをとりまく問題や、学校の現状、それから地域社会に未だに根付く迷信のようなものまで、結局何も答えは出なかったけども、面白い話はたくさん聞けました。

でも今日ちょっと思ったのが、「フィクションのリアル」と「現実世界の嘘」とをちゃんと区別付けながら話をしなきゃダメよね。これについてはまだうまく書けないので現在言及は避けます。

というところまで書いてからお風呂に入った後、リッツーさんと久々に長電話をしてしまったのだった。あーでもなんかいつもと違う話題で喋ったので、普段動いてるところとは違う脳味噌が動いたみたいで、久々に面白かったです。主にピアノの話(彼女がピアノ弾きなので)と子育ての話。まあ私は独身ですが、なんの責任も持たないオイシイ立場の人間なんで、リッツーさんの娘のリリッチが今後どうなるかホント楽しみなんですよね。

それと、昨日、長新太氏が亡くなられました。77歳だったそうです。ほんとうに淋しいなあと思ってしまった。最近の絵本はあまりちゃんと見たことなかったけど、私の子ども時代の読書のかなりの部分を彼の描く絵とともに過ごしてきたように思います。絵本作家というより、私にとっては挿絵画家だなあ。特に今江祥智作品の。『山の向こうは青い海だった』と『水と光とそしてわたし』が好きだった。その物語は、長さんの絵とワンセットで、切り離すことができません。
今日、事務所でその話題が出て、先生が、「最後に会ったのは去年の6月に長崎で。太田大八さんなんかといっしょにカラオケに行ったよ。あの時は元気だったけどね」と明るく、でもなんかやっぱり淋しそうに言われてました。しかし、季節ごとに訃報が届くなあ。でも、作家というのは、作品が残るわけで。新作は出なくても、これから読む人たちにとっては、いつまでのその作者の新しい作品に出会うことができるんですよね。

050626sun

 

☆Windowsなんか....なんか....
先週ぐらいから、オヤジに「新しく買ったノートパソコンにOfficeをインストールしてくれんかいのう」と頼まれておったのだが、「私が一日休みの日にしてね」と逃れ続けていて今日は観念の日。仕方がないので昼前ぐらいから、オヤジのWindowsのデスクトップ機に入ってる製品版のOfficeをアンインストールして、ライセンス認証を取り消し、もともと付いてたOfficeに入れ換え、ノートパソコンの方に製品版をインストールして、ライセンス認証をする、という作業をやったんですが、もう、やっぱり「呪!マイクロソフト!」(祝!じゃないよ)ですよ。途中、ライセンス解除の方法がマニュアル見たってさーっぱりわからず、サポセンに電話するも、音声ガイドがまたもやわからんちんやし、やたら長いし、中途半端で、何度もかけ直すハメに....。まあでも、ようやく辿り着いた窓口のお兄ちゃんはとても丁寧で親切でした。まあ、何処のメーカもユーザ本位ですから、当たり前といえば当たり前ですが、その部分は許すぞ、ゲイツ。でも結局3時間かかってしまいました....。なんてか一日潰れた気分さ。

さて、そろそろ「Musical Baton」に取りかかろうかと思います。いや〜、バトンを回してくださった「なまもの!」の大矢さんに「バトンを渡す相手がいません〜!」とメールしたら、「誰でもいいんですよ。有名人に回す人も結構いるみたいで、だからホリエモンでも真鍋かをりでもいいんです。それで当然無視されるという....」ということらしいんで、安心してバトンを回します。なんで、回された人も気楽にお願いします。では以下、回答です。

●その1:Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
→2.15GBでした。そういや、私のもう1台のマシン、iMac bondi blue(iMacの一番古いタイプ)なんて、ハードディスク容量全部で4Gですけど。それの半分以上かよ〜。>データ量 データ容量に「ギガ」が登場した時のことなんて、つい最近のことのようだがなあ。

●その2: Song playing right now (今聞いている曲)
→「無印良品BGM4
無印良品のBGMは結構好きで、最初に出たのも買いましたけど、この「4」はアイルランド音楽です。もうたまらん好きですね〜。なのに1000円って素晴らしい。新しく出た「7」はスコットランド音楽らしいので、今度買おうと思います。

●その3:The last CD I bought (最後に買ったCD)
→「ホルスト:惑星
同時に3枚買ったけど、買うのを決めたのはこれが最後だったので。ズービン・メータ指揮のカップリング「スターウォーズ組曲」です。

●その4: Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
→よく聞く曲は毎日のように変わるので、「思い入れのある」方にします。
1.パッヘルベルのカノン
2.ホルスト「吹奏楽のための組曲第1番」
3.a-ha「Take on me」
4.ソウルフラワーユニオン「レプン・カムイ」
5.映画サウンド・オブ・ミュージックより「すべての山に登れ」
一応、クラシック、吹奏楽曲、洋楽、邦楽、映画音楽の中から思い入れのあるものをそれぞれ選出してみました。逆にあんまり普段は聞かないかもなあ。流し聞きができないから。

●その5: Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
→広く公募しましたけど、挙手される方もおらず....。なんで、友人でとりあえずWebで日記などつけている人、それとここ1ヶ月に日記の中で名前が出てきた方に回させていただきます。なもので、一部を除き、ここをご覧になっているかは謎なんですが。
1.リッツーさん(大学時代からの一番なかよし)
2.とこさん(私のWeb友第1号。本読み仲間。あ!mixiで書いてるからリンク先書けないや〜)
3.漫画家のS先生(魂の師匠)
4.S先生のファンサイトの管理人Uさん(魂の同志)
5.新庄リアルマネキン(ほら放浪日記書いてるし)
というわけで、どうぞよろしくお願いします。

しかし、答えを考えながら思ったんだけど、「最初に買ったレコード(CD)は?」という問いがあってもいいのになあ。....あ、人によっては古傷をえぐるから? ちなみに私なんて渡辺真知子の「ブルー」ですから。今でもカラオケで歌っちゃうよ〜ん(熱唱系ですね)。

さて昨日はローズにしてやられたが、今日は快勝! 橋本よく頑張った! ルーキーにしてはオッサン臭いが(まあ25歳だし)。

050625sat

 

☆今日のがもひとつ暑かった〜
さて本日はNPOの総会だったので、朝から準備のために出かけました。しかし昨日は“受付嬢”とか書いてましたが、参加人数が少ないんで、受け付け、Tチーだけで足ります。で、私は何をしておったかというと、公式サイトをローカル状態でプロジェクタで投影、それとオマケのアニメ上映会(西内ミナミ作、堀内誠一絵の『ぐるんぱのようちえん』を谷啓のナレーションでアニメにしたもの)のため、ビデオデッキに切り換えて投影....。なんだかこういう役割を学生時代からン年やってますよ。すっかり機械モノに強いというレッテルが貼られているのだけど、それって、私の周りに機械音痴が多すぎる、ってだけだといつも思うのであった。

そしてそれが3時前に終わり、事務所に戻って片付け等してたら、もう暑いのがピーク! 新大阪って場所は暑いんですよ! で、4時すぎに終わったので、Tチーと「氷食べたいなあ」「ほな、梅田の台湾マンゴーアイスの店に行こう!」ってことになる。しかし、梅田に出たところで、あまりの人の多さにクラクラ。しかも大阪駅の構内で、ピンクのウィッグにワンピースを着たおじさんを目撃してしまう。うひゃ〜!と言いつつ、地下に降りて、「やっぱ氷止めておいしいカクテル飲みたいなあ」「うん、フルーツ入って凍ってるカクテル飲みてえ」ってことになり、4時半からでもお酒の飲める「ロイスカフェシノア」に路線変更。しかしお嬢さんたちが列をなして空きを待っているのであった。まあ、お嬢さんたちはお茶しようと思って並んでるんでしょうけど、私らはもうとうに酒モード。んで急にTチーが、「なあ、餃子にビールにせえへん?」と呟いた途端、スイッチが入れ替わる。....やはり乙女チックモードはこの二人には通用しないのです。並ぶのやめて、近くの餃子のお店に移動。
で、結局腰据えて飲んじゃえ、ってことになり、家に「晩ご飯いらない〜」の連絡を入れて4時半から普通に酒盛りをしてしまいました。で、議題は昨日私が文学館で何をしてたかという話から、「『BANANA FISH』のラジオドラマ版(NHKのFMアドベンチャーでやっていた)では、『アッシュは、考え事をしたい時(だっけ?)には....』って何処に行くと思う?」「え?図書館やろ?」「ちゃうねん。『海を見に行くんだ』やねん」「うそ!そんなんラストシーンの伏線にならんやん」「やろ〜!そんな大事な要素、勝手に変えたらアカンやんなあ。でもラジオで図書館を表現するんは難しいと思うわ」「そやな〜、普通、音してへんもんなあ。海やったら波の音させてカモメ鳴かせといたらエエもんなあ」というオタッキー会話を繰り広げる。 そしたら、完全に「漫画読みたい」モードに陥ってしまい、「よし!『まんだらけ』に行こう!」ということに。
店を後にしたのが6時過ぎ。「まだ明るいよ〜」「有意義やね〜」と言い合って、東通商店街を抜けて久々に「まんだらけ」到着。ああ、ここにいる人たちはみんなオタクなんだわ!と思うと、オタク会話も人目を気にせずにできるなあ。しかし私が探している漫画はなく....、うろうろしてたら、なんと、本棚の影に“サリーちゃん”が! しかも、どう見ても30前後の男性なんである。一瞬、コスプレをした店員さんかと思ったけど、どうもお客さんらしい。Tチーと「見た?」「見たよ。今日2度めの女装さん」と言ってたら、なんと“サリーちゃん”がカラオケ用の舞台に上がっているではないか! 「え〜?今から歌いはんの?」「うーん、でもむっちゃ歌上手かったらどうする?」と固唾を飲んで見守ることに。そしたら、すごく可愛い声で歌いはじめました。いやなんか、すごい濃いものを見てしまいましたよ。で、カラオケコーナーも終わり、本棚探索を続けてたんですが、店内のBGMが女性ボーカルのアニメ声の歌がエンドレスで流れてて、Tチーが「なんか、さっきの“サリーちゃん”の声に聞こえてきた....」と呟く。兎も角強烈な印象だったことよ。で、結局私は収穫無しだったけど、Tチーは諏訪緑の『うつほ草紙』の文庫とハガレンのシールブックを買って喜んでおった。
でその後、人込みの中を歩いて暑くなったので、阪神梅田駅のジューススタンドでミックスジュース飲んでお開きに。Tチー、このジューススタンド初めてで、一杯140円というリーズナブルさに感動。さらに、来る客来る客の殆どが、ミックスジュースの入ったミキサーの横に無言でお金を置くなり、店員さんが素早くコップに継ぐ、という一種玄人めいた雰囲気に感動しておったのだった。

●本日の読書

若竹七海
悪いうさぎ
文芸春秋

→2年ぐらい前にハードカヴァーを図書館で借りて読んだ時、寝る前にちょっと読もうと思って、2時ぐらいに読みはじめたら、結局朝の5時ぐらいまでかけて最後まで読んでしまったという....。で、ほどよく内容も忘れてたし、昨日の仕事の帰り、行きで手持ちの本を読み切ってしまったんで文庫落ちしてたのを買ってしまったら、まあ、また止まりませんことよ。昨日の帰りの電車、お風呂の中で3分の2まで読んでしまい、「このままだとまた寝不足....」と反省したんだけど、結局今日の行きにも寝ずに読んでしまいました。 というぐらいに面白いです。
葉村晶という31歳独身女子のフリーの調査員を主人公に据えたハードボイルドです。葉村シリーズは他のもオススメっすよ。

050624fri

 

☆暑かった〜
昨日、行くと宣言しなかったのは、ちゃんと行ける自信がなかったから!なんですが、今日は児童文学館まで行ってきました。暑かった。
月曜日に司会を担当している児童文学塾の調べものなどなどの用事で行ってきたのだけど、朝イチに行く元気がなく、結局着いたのが昼過ぎ。それからリファレンスして作業してたんですが、目標値まで行かずに閉館の時間になってしまいました....。
なんの調べものかというと、最近の児童書が、あまりにもオカルトとか超能力とかが多いので、「なんでなんでしょうね」ということになり、ではもっと流行に敏感な漫画の方はどうだろう、ということになって、週刊少年サンデーとジャンプの掲載作品の傾向を調べてたんですよ。
サンデーの創刊は1959年、今から46年前で、最新号から10年ごとと創刊された年の1冊を寄せたら6冊。ジャンプの創刊はその10年後で、同様にしたら全部で5冊。で、掲載作品ごとにジャンルとキーワードを拾ってたんですが、最初、1冊に15〜20分ぐらいかかってたので、「11冊あるから全部で4時間ぐらい。ちょうどイケる!」と思ってやってたら、サンデーの最新号で思いもかけず時間がかかってしまう。というのは、「作品読んでもなんのジャンルか皆目見当つきません」なんですよ! で、そんなこんなで4時すぎてしまい、ジャンプは最新号のしかデータ取れませんでした。それも同様で、読んでもなんのジャンルか特定できないものばかり。
兎も角、なんか知らんが、どんな設定でも「闘って」いるのは何故? お前らみんな超能力者? と思ったら、“忍術”だったり、“魔術”だったり。あーもうわからん!

でも、今「焼きたて!!ジャぱん」をサンデーで連載中の橋口たかし氏が、10年前のサンデーで、橋口高志という名前で「キャスター参るゾ!」というギャグ漫画を描いていた、というのがわかったりして面白かったです。現在、「焼きたて!!ジャぱん」は結構売れているらしいが(Tチー情報)、10年間に紆余曲折もいろいろあったんだろうなあと、「焼きたて!!ジャぱん」自体をこれまで読んだことすらないのに、しみじみしたりしておりました。
そして、高橋留美子の息の長さには脱帽。1985年の号には「うる星やつら」、1995年「らんま1/2」、現在「犬夜叉」ですから。いやそれ以上にすごいのはあだち充か。同じく1985年の号から登場するけど、全部野球漫画ですよ!

という感じでした。その他、いろいろ知りあいが探している本などの情報も探してみたが、なかなか見つからず。知りあいの職員の方たちにも聞いてみたけど、「んー、なんかすぐわかりそうやけどね〜」と言いつつ、結論でませんでした。残念。

さて、今日は延長戦の末にサヨナラですよ〜!(今岡の犠牲フライ) テレビ中継が途中で終わっちゃったんで、ラジオで聞いてましたが。
明日はNPOの総会なんで、新大阪まで出てきます。受付嬢です。一週間早いなあ。

050623thu

 

☆ぴかぴか〜
今日、夕方からの仕事場に行くと、何故か教卓の上に等身大ピカチュウ人形が! 専任の先生がどなたからかいただいたそうで、家にあってもしょうがないからと学校に持ってきたらしい。....まあ、保育科の学生たくさんいるんで、大人気ですよ。
そしたら、副手のKリンが、「あのピカチュウはちゃんと仕事もするんです」と証拠写真を見せてくれました。

....就職課の事務の女の子が、就職課のデスクで撮って遊んでたらしい。大丈夫か? うちの学校。いやでも、かわいいですから。特に下のが私気に入ったわ。

仕事、ちゅうてもピカチュウ、字、書けませんから。

まあ、ピカチュウ、一時期ほどの人気はないんですよね。昨日かなんかのニュースで、キャラクターで一番人気は5年連続かでアンパンマンらしいし。ポケモンも5位以内には入ってましたけど。

ところで、リッツーさんとこのリリッチ現在小学2年生もその世代の子どもの例に漏れず、ポケモン大好きっこだったわけですが、数年前から、リリッチが「ポケモン〜」っつーたんびに、「え?ボケモン?」って言ってた私なのです。「ちがうよ〜、あいちゃん、ポケモンだよ。ぱぴぷぺぽ、って言ってみな〜」「え〜?ぱぴぷぺ....ぼ!」「だからちがうってばさ〜!」「え?ボケットモンスター?」という不毛な会話をここ3年は会うたんびにずーっと続けており、リリッチの中では、「あいちゃんは“ぽ”が言えない」と設定されているのでした。でもまあ、“ポケモン”の時だけ注意して、他の場面では平気で“ぽ”って言ってたんですがね。(あ、でも「ぼけっとモンスター」っていいなあ。「ゲットだぜ!」とか言われてても、ぼけーっとしてるので、反応が鈍い、ってえのはどうだ)
で、今、リリッチのお気に入りの絵本に『パンダのポンポン』ってーのがあるんですが、先日、それを見ながら、リッツーさんに向かって、「あいちゃんがこの絵本読む時大変だよね〜。だって、『パンダのポンポン』じゃなくて、『ボンボン』としか言えないんだもんね〜」と言ってたそうで....。「あいちゃん、今度リリコに会う時覚悟した方がいいよ」と言われたさ。うーん、いつまでこの縛りを持続させた方がいいのか。悩むな。できるなら一生やっておきたいところだが。

050622wed

 

☆うっとり
私は、ちっちゃいものクラブの会員です。....いや、自らが小さいわけではなく(おじゃる丸のそれとは趣が違うのです)、小さきものをこよなく愛するという....。兎に角、雑貨など、小さければ小さいほどヨシ! で、ピアスなんか、ちっちゃいコトリとか何かのミニチュアとかそういうのにこだわるあまり、リッツーさんに「あいちゃん! そんなじーっと見なきゃわかんないもの身に付けたって意味ないよ!」とよく言われるのですが(同意見多数なんです〜)、持ってるだけで幸せなので>ちっちゃいもの なもんで、いくら好きなコトリモチーフでも、「でかすぎて悪いコトリ」とか、マトちゃんでも「一番最後に出てくるのがでかすぎるからやや悪いマトリョーシカ(やはり米粒大でなければ)」とか格付けが。まあ、雑貨屋めぐりに同行する友人たちには、「これって悪いコトリやんな〜」とか見極められてますが。
で、ちっちゃいものでも、古い!という付加価値が付くとさらに愛情レベルがアップするんですが、それの一番最たるものが「お雛様」なんですよ。人形のモリシゲとかで並んでる新しいのにはまったく興味はございません。博物館などで、「これは大正時代のものでございますの」とかって展示されているのが好きなんですな。というのも、うちには母方の祖母が嫁入りの時に持ってきたという古いお雛様のお道具がちょっとだけ残ってて、幼き頃よりそれを偏愛しているのです。まあ、仕事でも、明治大正期の絵本とか偏愛してますけどね。

と、上の赤いもうせんの上に並んでるのがその祖母の古いお道具です(上のお雛様は、私のちっちゃい時の)。一番右の手箪笥は、それがまあ、抽き出しの中にちっちゃい糸巻きやら、指ぬきやら、はさみやら入ってんですよ! 実は母の家というのは、豊中大空襲の時に焼夷弾が落ちて丸焼けしちゃったので、殆どモノが残ってないのです。でも、祖母が大事にしてたものと、インテリだった祖父が最初の方に荷造りした大量の書籍と、いち早く疎開させた祖父の妹たちのものだったお雛様だけが焼け残ったそう(しかし書籍は戦後殆ど古本屋に売られてしまいました)。で、お雛様の方は、祖父の妹の家にずーっとあって、それを小さい頃に見たことのある母が、「おばちゃんちにあるはずのお雛様、今どうなってるやろね〜」とよく言ってたんですよ。お雛様フリークの私としては、一度でイイので見てみたい!という野望がございました。
でまあ、祖父の妹の1人が92歳で健在なのですが(例のバンドやってるはとこの祖母になります)、もういよいよ独り暮しもできないわ、ってんで、古い家を引き払うことになったので、家の荷物を整理してたら、なんと、その古いお雛様が出てきたそうで! しかし、大伯母の娘さんたちは、全然興味がないか、「うちは息子しかいないし」ってことで、「いっぺん見てみる?」とうちの家に連絡があったのでした。


それで、昨日、その古いお雛様がやってきたのです〜。それも、思ったほどでかくない! 小振りのかわいいお人形たちでした。そんな高価なものではないみたいだけど、もう、ストライクゾーンど真ん中。それに、ずーっと長もちの中に入ってたらしく、衣装の色も全然褪せてません。まあ、少しずつ揃えていったらしいので、お内裏様と五人囃子じゃ、まったく作りも顔も違うんですけどね....。五人囃子、ちょっと安物か?って感じ。


でも、お内裏様はもとより、三人官女のすばらしいこと! 刺繍してある衣装もそうですが、お顔が、目は描いてなくて、何か別のモノが象眼されてるようですし、表情豊かで、笑った口元からは白い歯がこぼれていると言う。計算してみたら、だいたい100年前のものでした。お人形を包んでる紙も、戦前の丸善の古い包装紙だったりしてすごかった。
しかし100年前といやあ、明治時代の終盤、日露戦争のあたり。ようやく印刷技術が向上してきて、多色刷りの絵本がぼちぼち出回りはじめるころですね(と児童書系ムネーモシュネーの知識を披露)。あとから大伯母に電話をして、感謝の言葉を並べ尽くしたのですが、大伯母は、「古いし、小さいし、お道具も揃ってないし、ホントにイイの?」って言うんですよ。まあお道具が揃ってないのは残念ですが、小さくて古いものにこそ価値があるんだってば〜!と念押ししておきました。
しかし問題なのは、このお人形たちをしまう場所がうちにはないことです。どうする?

というのが昨日のことでした。
さて今日は、明日の講義の準備。実は、去年は授業数が少なく、10回で終了したのですが、今年は13回。先週までは、去年つくったシラバスを流用してたんで、準備もそれなりに楽だったのですが、明日から3回新しく組み立てなくてはならず....。WordでWebページ作成するんですが、なんだか大変だわ。見本ページを作ってみて、ソース見たら呪文になっていたことよ。世の中にWordでWebページ作ってる人っているのかね。

とさて、本日のプロ野球! いや〜、今日の試合は最後の最後で、鳥谷、エライ!(12回裏サヨナラホームラン) 今年の鳥谷は、けっこう地道に頑張ってたわりには、なかなか注目されなかったので、しみじみよかったと思うのであった。さらに今日はオヤジがおらず、オヤジの部屋のWindowsでデータを作成せねばならんかったので、野球見ながら仕事できたんでよかったわ。そのお陰で、サヨナラの場面も見逃さず! いやしかし、あんちゃん(今日の先発)は近頃不安定やねえ。もう今日は負けや〜と思ったわ。でも、ABCの放送は、ゲストが湯舟と真弓という完全なタイガースサイドだったんで、そんなでもないのに「試合が阪神サイドに傾いてきましたね!」とか言うので、だんだんその気になってくるのだった。しかしBS7のアナウンサー! 鳥谷のサヨナラでそんな喜んでいいのか?

050621tue

 

☆ダメダメ
あー、今日はどうにも眠いです。書きたいことがあるのですが、明日の私に任せた!ってことで。以下、頭使わないで続けます。
今日は、お休みの日だったのですが、午前中は街に出て、所用を済ませてきました。一番の目的は、「奨学金の返済、そのほかの振込」でした。しかし奨学金、多いよ....。去年私が働いた汗と涙の結晶が消えていく〜。まあ仕方ありません。人よりか随分長い学生時代送っちゃったし。あの時はコレのお陰でほんとに助かったんで、あと12年、がんばって払わねばな。トホホ。
で、帰ってきたら、昼からものすごいものを届けるために来客があるという。その下りは明日の私に任せる。
そうして夜、久々にじっくりプロ野球観戦。なんか交流戦が終わっちゃうと、こっちの気が抜けるなあ。「今日の対戦チームは何処かしら? ワクワク」みたいな気持ちが起こらないデスよ。
でまあ、今日のタイガースは、ぎりぎり勝てた、という感じでしたね。実は最後の最後でMBSでの中継が終わってしまい、「最後クボタかよ〜。ぽかぽか打たれて逆転されるかも〜」と一抹の不安を抱えながら砂嵐のサンテレビにチャンネルを変えたら、すぐに1点入れられたし。でもま、中日の反撃も及ばず、でしたが。大丈夫か?落合監督。
ところで、交流戦のMVP、私の最近イチオシであるロッテの小林宏之投手に決まりましたね! しかし交流戦中に生まれた長男の名前、そのセンスはどうなんだ? “夢行”とかいて“ゆあん”だそうです。(思わず中原中也をくちずさんでしまいそう。....いやそれは“ゆやーん”だから)いや〜、結局若者世代なんでしょうなあ。
....あ、よく考えたら、ユアン・マクレガーを意識してるとか?(調べてみなくちゃ〜) しかし私の中のユアンは、実際には見てないけど『ピーター・グリーナウェイの枕草子』のイメージが強くて....。いや、実は数年前、ユアン主演の『ムーランルージュ』を見に行く前に、同行した元同僚のT田さん(男前好きが高じて、イタリアサッカーにはまった過去あり)が、「今日、もしかしたらユアン、脱ぐかもよ」「え?脱ぐんですか?」「私の中では、ユアンは“兎に角脱ぐ”だから」「えー? 脱ぐとすごいんですか?」「日本ではぼかし入っちゃうけどさ、無修正版の『トレイン・スポッティング』とかすごいよ」「ひえ〜、そうなんですか」と言って、如何にユアンが脱ぎっぷりがいいか過去出演作で説明していただいたのでした。その中に『枕草子』が入ってたんですね。実はT田さん、すごく説明上手で、よく映画とかドラマの筋を教えてもらったりするのですが、すっかり見た気になってしまうのですよ。まるで浜村淳のようなお人です。
で、結局無修正版のトレスポも、『枕草子』も見てないのですが、「ユアンって脱いだらすごいのか〜」というイメージだけがしっかりと....。あ、しかし『ムーランルージュ』で脱いでたかどうかの記憶はありませぬ。って、なんで小林宏之の話からここまで飛ぶんだ、私。

050620mon

 

☆Musical Baton
前にこの日記を再開する際、「HTMLで毎日書くのは面倒だから、どこぞのブログサービスでも利用するかね」と“はてなDiary”などで仮日記などをつけてたのですが、どうにも思うようなレイアウトにならず、長文体質なものでページだけ食う、みたいな状態になってしまったので、諦めて、HTMLで復活したわけです。なんで、世のブログ世界とここは断絶された絶海の孤島。なもので、今の流行りの「Musical Baton」って存在を知りませんでした。わはは。
これは、なんか世界的にブログの世界で流行してるらしいんですよ。上のリンク先の“はてなキーワード”を見ていただいたらだいたいのことはわかると思うのですが、何をするかというと、音楽関連のちょっとした質問に答え、そのバトンを次の5人の人に回す、という企画なんですね。回された人は、質問に答え、また次の5人にバトンを回す、という感じです。チェーンメールだとメールで回すけど、これは基本的に、自分が書いたブログ(またはWeb日記)を読んでいる人にバトンを回し、かつそれを受け取るかは回された人の自主性にまかす、ってスタンスでしょう。
で、なんでこんなことを知ったかというと、バトンが回ってきたんですよ〜。前にもここでご紹介したミステリ系書評サイト「なまもの!」の大矢さんから! わあ吃驚さ。 (ちなみに大矢さんの超絶おもしろ日記「なまもの日記」は隠しページになっているので、がんばって暗号を解いて辿り着いてね!)
まあ、音楽関連の質問は、考えるのがとても楽しいので、1日ぐらいかけてじっくりと考えてみようかと思うのですが、すごい問題があるのですよ! 大問題なんですよ! つまり!

ここをいつも見に来ている人で、ブログ、またはWeb日記を付けていて、さらに5人の人にバトンを回すのが可能な人を思い付きません!

私の古くからの友人たちがここに来ているのは把握しているのですが、その人たち該当せず.....。どなたか、「私は常連の部類か?」と思われる方で、名乗りをあげてくださいませんか? ブログ、またはWeb日記を付けている方に限ります。
メールはこちらまで →aiko@in-the-garret.com
おそらく、その日記のリンク先をこちらで紹介するのが筋なんですけど、「この日記の読者さんには内緒で....」っていう奥ゆかしい方でもオッケーです。大矢さんからまわってきたバトンを落としてしまうのも忍びなく...。

いや〜、大矢さんの前はイラストレーターのをかべまさゆきさんなので、途切れさせちゃうのも勿体無いでしょ。ってか、なんでうちを選んでくれたんだ、大矢さん! そして、紹介文では「児童図書系ムネーモシュネー」と書いていただいたんですけど、リンク先のサイトは“へぼレシピサイト”だし、日記も“虎キチ日記(近頃沈静化)”ですみません〜という感じです。きっと、リンクを辿ってここを見た方は、「ま、まちがえた?」とか思ってるに違いない。まあ、「児童図書系ムネーモシュネー」の称号に負けないように、本職のネタも頑張ります。

というわけで!今日の読書だ。一応児童書だ。でもノルマ読書なんすけど。

●本日の読書

青樹佑夜
サイコバスターズ〈1〉
講談社

→なんだかんだと割と楽しんで読んでしまいましたが、漫画原作者が漫画家と組んで出したライトノベル風の児童文学。ってか、ライトノベルでしょう、これ。昔、ジャンプノベルとかってのがあったと思うのですが、それとノリが同じです。なんでラノベのレーベルから出さないの? って思ったら、講談社って、ラノベは女子向けしかないのかね。
これは今年度の児童文学者協会新人賞の対象作品になって、うちの先生が、「オカルトとか超能力とかの作品が多いんだよね。今の傾向?」と言い出したので、今月の児童文学塾の課題図書になったものです。なってなかったら読んでないかもなあ。
お話もよくある感じで、キャラクターもステレオタイプだし、どうして一人称と三人称が混ざってるの?とか思うのですが、作者が若い読者に対し、「漫画から小説へと移行していく過程で読んでほしい」と熱意を持って書いているのが伝わるので、好感は持てます。でもさ〜、もっと面白いものが読みたいよ!

という感じで、上の感想の続きにもなっちゃうかもしれませんが、今日、事務所で仕事をしつつ、Tチーと「もっと夢中になるものが読みたいよね〜」としみじみ呟いてました。(いや〜、今話題のあさのあつこ著「バッテリー」について話をしてて出た結果なんですけど)
3年に1回ぐらい熱に浮かされたような気持ちにさせる面白い作品に打ち当たることは打ち当たるのですが、ほんとに面白いものにもっと頻繁に巡り会いたいなあ。あでも、そんなだと必ず夜中に反芻読みしてしまう私は、年がら年中寝不足との戦い....。まあ、これまで読んだほんとに好きな作品の記憶を全部消して、イチからもっかい読み返せたら、幸せだなあと思います。あ、これって岡崎二郎の『アフター0』の「ショートショートに花束を」のネタだなあ。読書を愛する人の究極の希望かもしれない>愛する本を読む度に新鮮な“頭”で読めること

050619sun

 

☆整体デー
今日は、どうにもたまらん肩凝りなもんで、1ヶ月半ぶりに整体に行ってきました。そこの整体院は、大先生とその息子の若先生(私より2つ下のなかなか好男子)がやってるんですが、今日は若先生にしてもらいました。で、「肩、無茶苦茶張ってますよ....」と呟かれる。そしたら、見兼ねた大先生が「よし、やってやろ」と、肩のマッサージというか、整体。もう、悲鳴が出るぐらい痛かった〜。でも終わったらいつもよりも効いたらしく、かなりほにゃほにゃになってしまい、家に帰ってから2時間爆睡してしまいました。あーすっきり。これで、近ごろの物忘れがひどい、すべてにおいてやる気がない、という症状も改善されればよいが。いや、それは肩凝りのせいだけはないとは思うのだが。ええそう、きっとこの蒸し暑い気候のせい(それもそれだけのせいとは言えないと思うのだが)。

で、本来は他のことをせねばならないのだが、レシピを一つ増やしてみました(「鱈のレンコン蒸し」)。明日したらいいことは明日やります〜ってのが目標値。

ところで、今、というかこの十ン年私がはまっているマンガのことが、ずーーーーっと内緒にしてたのにTチーにばれてしまいました....。実は、先日いただいたサインをどうにも自慢したく、携帯のカメラで撮って、「これだけ小さければわかるまい」と思って、「見て見て〜」と見せたら、「知ってる!わかる!その人の絵、私も好きやもん」と作品名が出てきちゃいましたよ。とほほ。知ってたのかよ読んだことあったのかよ〜という感じです。いやだって、お話的に彼女の普段の好みからはずれてるからよ〜。でもま、Tチーは美大出身で、どっちかというと、「お話より絵」で漫画読む人なのね。そしたらターゲットに入るか。そうか。
で、Tチーは、十ン年前に連載されてた第1部はオンタイムで読んで、「絵がいいなあ」と思ってコミックス購入もしたらしく、しかし古いマンガは好きなもんでも売っぱらっちゃう性癖なので、「今持ってない〜。最近まで続きやってたのは知ってたけど、読んでない〜。貸してくれ〜」と言われたのだが、持っていくのは重いし、手放したくないので、「マンガ喫茶で読んでください....」と言ったのが先週の月曜日。そしたら先日のマンガ喫茶で、「あった!今から読む!」とどっさり席まで持ってきたので、「ぎゃ〜やめて〜私の横で読まんといて〜」「なんでなん?」「恥ずかしい〜」「恥ずかしい内容なん?」「いやでも横で読まれたら身悶えする〜!」「なんで身悶えなん?」「私の魂が白日の元に晒されてしまう〜」「んな大袈裟な」「大袈裟とちゃう〜マジや〜」と阻止しようとした時、背表紙見て気づきました。「あ、それ第3部やん」「え?第2部あるの?」「ここにはないね....」「じゃあこれから読む」「ダメ!最初からちゃんと読まな許さん」「じゃ貸してよ」ってことになり(墓穴)、明日前半だけ持っていくことになってしまいました。前半は旧版と新装版どっちも持ってるから安心して貸せるさ〜(開き直ることにしました)。後半はそこの漫画喫茶で読むか、はまったら全巻買ってもらいましょう、ってことで。
その代わりと言っちゃなんだが、彼女が今どっぷりはまってる「鋼の錬金術師」を借りることに。しかし、ここで「ハガレン面白い」と口走ろうものなら、彼女からDVD全巻貸し付けられ、夏の映画までつれて行かれることになるかもしれないので怖いです。

050618sat

 

☆むかしむかし
本日はお勉強の日。受講している「昔ばなし大学」のビデオ補講を受けに神戸まで行ってきました。3月にあった講義のビデオを見て、出席にしてくれるというもの。3月はげろげろに忙しかったので、半分行けなかったのよ。なもんで。しかし、かなり居眠りしてしまった....。
昔ばなし大学」の講師をつとめるのは、指揮者の小澤征爾の兄にして、オザケンのパパでもある小澤俊夫先生なんです。私はこの人の書いた本を読んで修士論文を書いた過去あり。中身は、古事記と昔話を読んで、構造分析をするという、どこが幼児教育の学科なんだコノヤロー的な内容でした。なもので、一度講義を受けたいと思っておったので、念願叶い、受講しているわけですが。昔話というのは、「物語」の正体の根源的存在だと思うので、もうちょっとちゃんと勉強しなきゃなあ。
まあ、昔話というのは、民衆の中で育まれた伝承文芸なんですが、要は、多くの人間が「面白い!」と思うものが今に伝えられているわけなので、つまりは、物語としてもっとも普遍的な要素を持っているわけです。個人の創作とはある種、対極にあるもの。しかも、無駄なものを全てそぎ落とした上で、物語として成立し、そして多くの人の心を捉えて離さないドラマを内包しているんですが、どうも最近、その残酷性みたいなところだけがクローズアップされて、「子どもには適さない」ということで、中身を変えられてしまうことがあるのが問題なんですよ。....ということを勉強してます。詳しくは小澤先生の本を読むとよくわかるので、興味があったら読んでみてください。入門書としてオススメなのは、以下。
昔ばなしとは何か
昔話のコスモロジー―ひとと動物との婚姻譚

で、補講は2時半に終わったので、3時半からの前の会社の仕事の打ち合せまで、ジュンク堂に。児童書の棚をつらつらと眺める。うーん、読んでない本がいっぱいだ〜。
で、結局、買おうと思って買ってなかった雑誌類などを物色。

みづゑ」美術出版社

→昔は出るたんびに買っていた「みづゑ」だけども、最近は興味のある特集の号だけ買うことに。ってことで、今回はハンドメイド特集だったんで。ここに載ってた、インクジェットプリンタで、キャンバス地にイラストをプリントアウトできるという方法で、オリジナルバックでも作ってみたい所存。

エル・ア・ターブル
アシェット婦人画報社

→この価格(720円)で、この写真の美しさとレシピの量とバリエーションの豊富さ! 隔月刊ですが、もう、これさえ買っておけば、料理の本は他にいらない、という感じで、ずーっと愛読してます。レシピだけじゃなくて、周辺情報も充実してますし。

その後、元上司と落ち合って、なんか新しい仕事のことだとか、今度9月にやる仕事の準備だとかの打ち合せ。新しい仕事、私にもさせてください....。しかしなんで会社辞めてから教育関係の仕事ばっかり受注が増えてくるの? これがあと3年早ければ、もしかしたら会社も辞めてなかったかもなあ。でも泥沼状態が持続ってことだしなあ。

050617fri

 

☆一応仕事
で、朝から久々にお医者。1ヶ月薬を飲まないでいたら、数値がぶっ倒れた時のころに逆戻りしつつある....。「相変わらず重いもの持って遠いところまでお仕事ですか?」「はい」「睡眠不足ですか?」「はい」「じゃあ、薬で下げるしかないですね」と言われたさ。あーん。
でまあ、それが終わってから京都へ。ほんとは、立命館大学の近くにあるベラルーシ雑貨屋さん(マトちゃん大量)の「Vesna!」に行こうと思ってたのに、店主買い付けで不在のため臨時休業....。諦めて「恵文社一乗寺店」でTチーと待ち合わせ。欲しい本は数あれど、いろいろ眺めるだけで今日は終了。お腹が空いたのと、いろいろ話があるので、ってことで、昼食に。すぐちかくの「トラットリア・アンティコ」というところへ。ここはTチーオススメのお店。旬のお野菜を使ったパスタが数種類ランチで選べます。私はゴーヤのフィトチーネ、Tチーは満願時とうがらしとアナゴのパスタ。うー、食うのに夢中で写真を撮るのを忘れた不覚。いや〜、うまかったです。で、いろいろ仕事の話をした後、河原町へと移動。今日のメインイベント「マンガ喫茶で最近の傾向と対策を練る!」である。これも一応仕事のうちなので念のため(ああ、だからお金にならないのね)。いや、一応最近の少年マンガのことを知らないと、仕事にならないのですよ。マジで。しかし最近、少年ジャンプとかサンデーとか本誌を見たことすらないので、何が流行っているかさえわからない。で、Tチーが仕入れてきた情報で、ジャンプコミックスを適当に選んで最初の1巻ずつ読み比べる。途中、新しい獲物を探しに行ったTチーが、「おもろいもん見つけたで〜」と持ってきたのが、青木さやかと小倉優子の写真集でした。....小倉優子は普通に可愛かったですが、青木さやかは、「なんか、普通に旅館のお風呂とかでよく見かけるよ、こういうおねえさん」という感じでした。結局、あっという間に時間がすぎてお開き。今度は計画的に読むものを選んで、ちゃんと書誌事項を取っていこう、ということになる。あーでも、キーワード検索事業では、マンガ班を希望してましたが、私、あかんかも。最近のマンガ、読むの辛い....。

ところで、新庄マネキンが関西上陸中らしいのですが、私が道頓堀に行った次の日に道頓堀だとか、一日不在だった昨日に奈良公園だとか、今日行った京都には昨日来てたとか、すっかりすれちがい。はふ〜。

●本日の読書

恩田陸
酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記

→読了しました。あー、ロンドンに行きたい!ってか、イギリスに行きたいよ〜。って気分にさせてもらいました。それから、文中にある小説や映画、見なきゃ、って感じです。恩田陸氏もイギリスのイメージは昔読んだ児童文学の中にある、って書いてましたけど、私の場合はスーザン・クーパーの「闇の戦い」(『光の六つのしるし』)シリーズだなあ。

050616thu

 

☆今日も頑張った
誰も誉めてくれないので、自分で自分を誉めてみました。ってか、朝7時に家を出て、くたびれ果てて夜の10時過ぎに帰ってくる娘に対し、「アホやん、同じ日に4コマやるんやから」と突っ込み入れるのやめてください、お母さま。ええ、帰ってきたらご飯もできててお風呂も沸いてて洗濯もすんでる結構な身分ですけど....。うーん、早く定職について自活せねばお互い精神上悪いと思われる。とはいえ、13回ある前期の授業もあと4回です。現在、試験資料を提出してくださいとか言われる時期で、ああ、もう今年も半分終わりか〜、というなんだかやりきれない気分に襲われる。今年がはじまったのもこの間なら、今年度が始まったのはついさっき、みたいな気分でいたのにさ〜。あーもう夏休みになっちゃうね。そろそろ来年度のことも考えねばよ。ということで、夜間の部の短大のお世話になってる先生とこれからのことについていろいろ話をする。兎も角、好きなことを仕事にするのは難しいです。

とここで愚痴をたくさん書いたのだが、朝起きてやっぱり消す。(読んじゃった人は忘れてください〜。すみません!)今日は京都まで行ってきます。仕事の打ち合せをするのを兼ねて、ちょっと遊んでくる予定。

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