|
☆沈没の日
実はですね。昨日、2ヶ月ぶりに整体に行ったのですよ。そしたらやっぱり限界にきてたようで。サービスで1時間20分ほど施療してもらいましたが、若先生@藤木直人似が思いっきり全身で渾身の力を込めて指圧をしてくださっても、「うん、気持ちがイイです」ぐらいという....。そんだけやったらフツウはイタかろう。そしてですね、私は見てしまいました。いつも施療が終わっても、涼しい顔を崩さない若先生ですが、昨日は、次回の話などを和やかにしつつ、笑みを浮かべつつも自分の指をマッサージする姿を! そ、そんな、マッサージしなけりゃならんぐらいひどかったのですか、私の肩。いや、今までそんな指をマッサージするところなんて見たことなかったので、昨日は余程ひどかったみたいです。ってわけで、やっぱり最低でも1か月に1回ですなあ、と思った次第ですが、今日は昨日の反動で、体中が痛い....。もう、ぐでんぐでんです。先日、あれだけ飲んでもピンとしていた私ですが、もう、腕痛いわ背中痛いわ、で、全身だる〜っていう感じで。で、仕方がないのでほぼ1日寝て暮すハメに。しかし、見る夢が全部疲れる内容ばっかりでしたわ....。ですが、夕方もうイイ加減にしなきゃと思って動きだしたら、体が軽い! いや〜素晴らしい! ありがとう、若先生!
ところで、みなさんのところ、Amazonさんの配達状況っていかがですか? うちのところ、昨日の夕方発注した本が、今朝の7時45分に届きました....。びっくりしたっての〜。「お急ぎ便」かっつの。ヘタすりゃ、うちから街の本屋さんにでかけるよりも早く本が手に入るって、どうよ。しかも配送料無料なのよ! Amazonさんの配送センターって、千葉ですよね。どうしてこんな奈良の辺境に早朝届くのですか。1冊2000円の本のために、千葉からここまでトラックが夜中に疾走してるわけですよね。「まあ素晴らしいサービスだわ!」って手放しで喜べないような気もするんですけど。っつか、ペリカン便の所業だとは思うのですが、前までは朝8時半ぐらいに配達されていたのに、どんどん早くなってきてますが。この近所でAmazonさんを頼むような家はうちぐらいのような気もするし(古い住宅街なので、周辺は殆ど老夫婦の二人暮し、とゆーおうちが大半なのでした)、確かに助かるけどさ、やりすぎじゃねの?とは思うわけです。身勝手ながら。
とはいえ、先日、雑貨カタログの別冊の「雑貨と家具、お気に入りの毎日―MAIL
ORDER BOOK 」つーの買っちゃいましてね。前に一目惚れした琺瑯のヤカンをオーダーしちゃいました。このヤカン、前に立ち読みした別の雑貨カタログの本で見て一目惚れ。メーカーの名前をしっかり記憶して探したけどネットでなかなか見つからない! そしたら一時期「キャトルセゾン」で扱ってたので、よし!引っ越し前に買うわ!と思っていたのにすぐに店頭から消えてしまいまして....。ようやく手に入れられます。しかしなんでそこのメーカー、ほかの琺瑯製品はばんばんAmazonさんにも出してるのに、このヤカンは出さないの〜?
とさて、いよいよ後期の授業も大詰めです。明日は午前に大阪の東の方の学校で、昼からG短大に移動の日。この後期の最大のネックだった、朝7時過ぎに家を出て、帰宅は夜中の12時前、というスケジュールは明日でオシマイなのです! まあどちらも授業残ってるのですが、G短大の方が補講期間に入るので、同じ日に重なるのが明日で終わりなんですね〜。あーなんか精神的疲労感が薄れるので、うれしいなあ。
ここ数日考えている、幼児期から大学生になるまでのミッシングリンク。9月に集中講義で経験したビックリしたことも、同じ要因だなあと思うわけですが。....いや今読み返すと、自分の書いたことだが考え込んでしまったわ。そしてつらつらとこの仕事に関連した内容を読み返したりして。世間的には教育改革がホットなニュースですけどね。マスコミだって結局は「こんな世の中にした政治が悪い」的な扱いでしかないでしょ。教育を受ける若い世代か、あるいは教育関係者以外にとっては、この件は所詮他人事だっていう意識がやっぱり強いような気がしますなあ。
十年以上前のことだと思うのですが、とある私立大学の商経学部の学生と飲み会をする機会があって、その時に彼らが、すべて社会を動かしているのは「経済」だと、今の世の中の基本は「経済」だと信じて疑っていなかったような風情だったのが印象的でした。まあ私は「バカヤロー、教育に決まってンだろうが」と思ってたクチですけどね。誰だって、自分がやってることがこの世で一番重要だと思う時期はあると思うけど、結局「経済」が一番だなんて思っちゃうのは、「能力主義」の最たるもんではありませんか? 今朝のペリカン便だってさ、早朝にやってくるのは、「能力主義」の表れでしょうし。欽ちゃんの腹話術人形みたいなオッサンが「お金を儲けて何が悪いんですか!」つーてタイホされたのも同じこと。
随分前にも紹介しましたが、『幼児期―子どもは世界をどうつかむか 』(岡本夏木、岩波新書2005)の中で、現在の教育の問題の一端として、「能力主義」がある、って書いてありまして。つまりは、「デキル」ことがいいこと、という価値観で、その価値観が一辺倒になるあまり、所謂「できない子」「遅い子」「援助が必要な子」が軽蔑の対象になっている現状。
「能力」と文字だけ考えれば、様々なものがあるはずなのですが、現在一番社会的に評価されるのは、「他人よりも優位な地位と収入を得る能力」です。確かに、幼児期からそのようなことを目標とする幼稚園や保育園もありますが、少なくとも保育者養成の立場からは、そんなこと学生に講議することなど絶対にないんですけど。ましてや、そういう価値観に踊らされてる学生たちをどうにかしようと足掻いてるわけですけど。「子ども一人一人の幸せ」は、「デキル」ことが目標ではない。子どもそれぞれに秘められた「能力」の可能性は、無限に広がっていることを様々な面から勉強していくのが保育者養成のための勉強なわけで。
なのに何故か、小学校に入ってからは「能力主義」が横行し、「平等」という名の元に、「デキル」子ども以外は充分にケアされなくなっていく。「デキナイ」子は根拠のない劣等感を持ち、「デキル」子は「能力主義」に自身の拠り所を求めている。9月の非常勤で感じた学生に対する痛さは、「平等」に扱ってほしいと声高に言いつつも、結局は「能力主義」的価値観に支配されていたところだと思うわけですが。
まあ、そんなことを心しながら明日の授業をやりたいと思いますが、なんかね〜、先はどうなるんでしょうね〜。とはいえ、立ち止まってたってどうしようもないので、今は前向きに考えていくのみですが。楽観バカだし。うーん、今こんなにも真剣に仕事のことを考えられるのは、やはり、年末年始にチクチク欲を満足させたからに違いありません。やっぱりやりたいことを思う存分するのって大事ですな。
|
|
☆ミッシングリンク
とさて、金曜日は実は母校での講義最終日でした。その前に西宮北口で前の会社の知り合いの方と打ち合わせ。その方のフリーの仕事のサイトと、ロゴを作成することになりましたわ。今までやったことのないデザイン傾向を求められているけど大丈夫なのか私。だってさ、「どんなサイトのデザインが好きなんですか?」って訊ねてみたらですね。
「そうね〜。強いていえば、あのapple.comってとこのなんだけど」
....依頼する相手を間違ってはいませんでしょうか?
まあ、可愛い系ばっかつくってたので、ここらでいっちょcool&smart系にチャレンジです。過去、会社の通販サイトも可愛い系にした私だ。ものすごいチャレンジだ〜。とはいえ、きっとどっかで可愛くしなきゃ耐えられない、私。
そいでその後、学校の方に移動して、最後の授業。なんだかんだと最後の提出物も発表もなかなかのものでした。さすがに4年生。もうじき現場に出るコたちです。当初その真面目さに「もっとフレキシブルにいかなきゃあきまへんがな〜」と何度も言い続けてきましたが、まあ、現場に出て、真面目さは失わず、でも肩の力を抜いて仕事をしてもらえれば。保育者に求められているのは、計画を計画通りに遂行する実行力よりも、立案した計画を現状によって変更し、計画を再立案しなおす能力なんですよね。
今回、悩みだったのは、なんでそう、このコたちは、悪い方悪い方ばっかり考えるかな、ってことだったのですね。遠足の計画をバーチャルで立案する、という授業だったわけですが、最初は夢のようなことを語っておったのに、いざ計画を立て出すと、子どもの実際の姿を考慮して、その面白い思いつきをどんどん諦めていっちゃうの。勿体無い。
ほんとは、現場で遠足に行く、となるとすると、制約も多く、諦めざるを得ないことも多々あるとは思うのですが、今やろうとしてることはバーチャルなんだからさ! 面白い思いつきを実際に計画してみる絶好のチャンスなのに!と思うわけですよ。
なわけで、どっちかというと、「子どもの実際の姿はこうだ。とても危険、あるいは無理。だからこれは諦めた方がいい」という考え方ではなく、「子どもの実際の姿はこうだから、この計画を可能にするためには、自分は保育者としてどのような援助をすべきなのか」ってのを考えてほしかったなあと。諦めてばっかりじゃ、何もレベルアップしてかないでしょう。子どもの今のありのままの姿を尊重するのはとても大切なことだけど、それを維持するだけの保育じゃ意味ないわけです。....まあ、それは私の力不足でして、来年度からはなんとかそういうことを考えていけるように持っていければなあと思いますが。
しかしつくづく思ったのですが、私、小学校から高校までの教育のこと勉強しなきゃダメだわ。幼児教育と保育のことをずーっとやってましたけど、仕事上では小学生とも付き合ってきたけれど、今、そしてこれからつきあっていこうという短大や大学生、つまり義務教育と高校教育を経た彼らは、まったくもって私の理解の範疇外なのです。日本全国、いろんな幼稚園や保育園もあるけれど。中にはこういう就学前教育の施設を金儲けのためにしか考えていない、ヤクザみたいな経営者もいるわけだけれど、それでも殆どの日本の幼児教育&保育関連従事者は、「子ども一人一人の幸せのために」と思ってやっているはず。それがどうして、高校卒業した彼らは、私たちが考えてきた子どもたちの未来像と懸け離れているのだろう。
うーん、何か、答えのようなものは感じるのですが、もやもやとして、形になりませんなあ。それを見つけるためには兎も角勉強ですね。今年は勉強の年だしな。
偏見にスポイルされたり、他からの価値観に右往左往したり、自分では動けずに待っているばかりにならないように。自戒も込めて。
|
|
☆飲んべえ
うーん、私はかなり酒豪だとわかりました....。おそらく、平時より酒豪とばっか(Tチーとかリッツーさんとか....)つきあってるので、普通だと思ってたのよ、自分の酒量。とはいえ、生活条件として、付き合いで飲む、ということはないので、すごく飲むのは2か月に1回あるかないかぐらいなんですが。普段は殆ど飲みませんので。
なんでこんなことを再認識したかというと、その中学時代のクラブの顧問の先生(57才現在教頭)と幼馴染みのクリちゃんと昨日久々に飲みに行きましてね。ハタチになったあたりから、まあいっしょによく飲んでる面子なわけですけど、私は先生もクリちゃんも同じぐらい飲める質だと思っておったのに、その二人に「I毛はピッチが早い」「あいちゃん、よう飲むなあ」と突っ込まれまくり。結局、生中と、日本酒5合瓶とワイン1瓶空けましたが、多分、日本酒は半分は私が飲んだ。おそらくワインもだ。そして二日酔いしてません。....自分がコワイ。
まあ昨日は、クリちゃんちに泊まる予定で、奈良まで帰らなくてもいい、というので、タガが外れたのもありますが、久しぶりに私が一番好きな飲み屋に行ってきたのです。
西宮は、市民運動場の近くにある「酒の蔵 たけ中」。
ここは、地元のお酒屋さんが、一杯飲み屋の延長でやってる居酒屋さんがあるのです。1階の酒屋で好きなお酒を瓶ごと買って、同じく1階の厨房で食べ物をオーダーして、地下の席で宴会する、というシステム。そして、お酒がどれもおいしい〜。そしてこれがまあ、かなりリーズナブルなんですよ。あれだけ飲んだのに、3人で9000円行きませんでした。5時間もお店におったのに、素晴らしいです。
多分、就職して以来だから、ほぼ10年ぶり。西宮で学生してた頃は、しょっちゅう行ってました。お店の大将がおもろいおっさんで、いつもオススメのお酒を試飲させてくれるのです。でもって、昨日は、大将が中学の大先輩だということも発覚。古い校舎の話だとか、学校の怪談の話で盛り上がりましたことです。しかし、先生と何を話したかよく覚えてません。クリちゃん曰く、「教員同志で激しく教育論を戦わせてたよ」とゆーことですが。
で、昨夜は夜中の12時半にクリちゃんちに到着、朝起きてからクリちゃんのお母さんといろいろ話をして、昼過ぎに帰路につきました。
こないだの同窓会で、あんまり先輩たちが「あいこの家工事しとったで」つーので、わんこの散歩がてらにクリちゃんと前に住んでた辺りを回ってから帰ってきました。
左の写真は、前のうちの横の通り、うちから南に100メートルほどの地点から。西宮の風景は、震災からこっち12年ですっかり変わってしまいましたが、この角度からだと殆ど変わってません。右のブロック塀の向こうには、市営住宅があって、そこの中庭にあるぶらんことすべり台と鉄棒!私の小さい頃のと同じのですよ。今もってちゃんと残ってるところがすごいなあ。
でこれが前のうちの家。
シートかかってますが、どうやら半分解体して、改装工事やってるようです。別に更地になってるわけじゃないようで。鬱蒼とした高い木は、私の部屋のすぐそばにあったヤマモモの木。この木にヒヨドリが巣をつくるんで、受験生だった夏、勉強せずに1日中窓から巣立ちの様子を観察してたのを思い出しますなあ。しかし、隣のマサシ君の家は、震災で崩れて更地のまんまですよ。
で、駅の方に向かって歩いてたら、出入りのお酒屋さんの前の自販機で、懐かしい酒屋のおっちゃんが仕事してるではありませんか! 思わず声をかけたら、おっちゃんもビックリ。おっちゃん、昔はジーンズの似合うかっこいいおっちゃんでしたが、すっかり風情がおじいちゃんになっておった。よく、私が自転車(MTB)で国道171号線の車道をものすごいスピードで走っていたら、配達のトラックから「あいちゃん、気ぃつけや〜!」と声をかけてくれたものです。そして「あいちゃんとこのうち、工事してるなあ」って....。引っ越してから12年たちますが、あのうちは近所の人にとってはまだまだうちの家なんですね。
というわけで、久々に生まれ育った街を見てきました。震災で知ってる人はかなり減っちゃいましたが、うちの母が中学生の頃に引っ越してから40年以上住んでたところです。訳もなく「やっぱりここだよなあ」的な不思議な感覚があるのはなんでなんでしょうね。
|
|
☆センシチブ
昨夜は、「明日は久々ナゴヤなんだから、早めに寝ましょう!」つーてですね。まあ早めといっても1時半ぐらいに布団に入ったのですが、次に「起きなきゃ!」と思って目が覚めて、でもおかしーなー、アラーム鳴ってねえですよ、と時計見たら、2時48分ってあーた....。で次は4時半ぐらい、次は5時過ぎ、ってですね、何度も目が覚める。どうも久々のナゴヤ行きで緊張してるのね私って意外とセンシチブ、というわけです。なんで、ものすご〜〜〜〜〜〜〜〜く眠くて、却って頭がぼーっとなっていたという悪循環。トホホ。
ってなわけで、年明けから私を苦しめていたシラバスも今日提出。一部疑問点があったので、教務担当の先生に相談したら、「うーん、結局学生って、いくら言ってもシラバス見ないからねえ」ということで....。確かに、後期最初に「先生、「児童文化」の授業って何すんの?」って質問されましてね。オイオイ、シラバスに載ってるじゃないの、確認した? と言いましたけど。「わかんない〜」と思って、安易に人に訊ねる前に自分で調べてこい!と思いましたです。人に答えを聞いて、すぐに教えてもらうのは簡単なのよ。でもそれで一時的に得た知識は、結局は自分の物にはならないのよ〜。自分で調べて自分で得るからこそ、自分の知識になっていくわけよ。
今から十ン年前にですね、保育の基本となる「幼稚園教育要領」と「保育所保育指針」が改定されましてね、それまで教師主導型だった保育を、子どものありのままの生活中心に、つまり、子どもが主体的に自由に活動する、ことを中心にするというようになったのです。「教師主導型」というのは、子どもたちはあくまでも受身で、先生が子どもに「してもらいたいことをさせていた」という状況でした。
今でも、教育って保育って、そういうもんだと思ってる人多いんだろうなあ、とは思いますよ。今のオトナたちは、だいたいそうやって自分が育ってきてますから。子どもは無知だ、できないことが多い、だから大人が教えて“やらないと”。っていうさ。
でもまあ、それが主体だった時期は、それはそれで、「強制」という「先生が指示したことには絶対に従わないといけない」みたいな、他律だけれども強い力に突き動かされていたわけで、今、結局、自由に主体的に、といいつつも、それが放任で人任せ、という、実はもっと質の悪い状態になってるよなあ、という感じなんですよね。
前に、とある事情を抱えた友だちが、周りの人間の不親切さに対して、「ちょっとぐらいこっちのことわかってくれたっていいじゃん!」と怒ってたことがあって、確かに周囲の人間の鈍感さにも罪があるけど、それに対して、「わかってくれたっていいじゃん」なんて思うのは、結局は周りに“期待”してるわけだよね。それって自分は動かずにただ甘えてるだけなんじゃないか、なんて思ったことがありまして。
“期待”という言葉は、とってもイイ言葉に思えるけど、実はとっても無責任な言葉じゃないかな〜と思って最近警戒してるのです。“期待”って、受けの姿勢なんですよね。文字どおり、自分は動かずに待ってるわけですよ。で、オノレの意に沿わなかったら、「期待外れだったわ!」となるだけの、まったくもって、人と人とをつなぐには、無責任で自己中心的甚だしいというか。
だから結局何が言いたいかっていうと、なんか、他律的に強制されてる方が、今の、自由だと言われて放任され、結局自分主体で動かないから、他人に期待してじっと待ってるだけ、という状況よりも、はるかにマシだったんじゃねーの?っていう、憂うべくことか。
ってここまで書いて、とてつもなく睡魔が襲ってきた。寝ます。明日は西宮、その前に別の仕事の打ち合せ、そしてガッコの帰りは、久々に中学の時のクラブの顧問の先生と飲んできます。で、その夜は幼馴染みのクリちゃんちに泊まるので、明日の更新はないのでよろしくなのです。
|
|
☆奈良名勝ミニツアー
本日、来年度の授業についてのお悩みを解決すべく、G短大に行ってきました。いや〜、メディア教育の師匠のM上先生から、役立つ資料をたくさんもらっちゃった〜。わ〜い。M上先生はG短大で、私が来年度愛知のガッコでやる授業を担当されてるのですが、惜し気もなく「これ使い〜。これもええよ〜」とばっさばさ出してくださる。ありがたいことです。さらに、アシスタントのM田さんにも「こんな授業どう思う〜?」と相談して、いろいろ意見をもらって、まあなんとかなりそうかな、というのが見えてきました。フウ。
しかし、G短大での非常勤も7年。特に今年度は他所で新しい授業がたくさんあったので、それをやるたんびに、M田さんとM上先生にはお世話になりましたよ〜。これからこんなに気軽に相談する人が身近にいないとなると、私ほんとう来年度どうなるんでしょう! でもほんと、私という人間は、仕事関連で困ったことがあると周り中に「どうしたらええと思うよ〜」と相談しまくるタイプなんですなあ。いろんな意見がもらえて、本当に役立ちますけどね。いつも相談乗ってくださる方々、本当にありがとうございます。これからも末永く末永くよろしくなのです。
そして、おうちに帰ってきたら、魂の同志のUさんから、S先生の例のお話の同人誌が到着してまして。もう鼻血が出そうなほど甘〜い内容で、私の普段の妄想と酷似してるところとかあって、もしかしたら魂の村では双子の姉妹ね!(Uさんにはリアル双子の妹さんがおられますけど)との思いが強まりましたことです。
ところで、今日の「きょうの料理」は、女性中華料理人の五十嵐美幸さんが、簡単にできる中国風スープ、つーてやってたので、食後、ちら〜っと見てたんですね。
で、挽肉で本格的な中華スープをつくる、という例の方法をやっておられたんですが、豚ミンチ350グラムに鳥ミンチ150グラムででしてね。かなり迫力のある量のミンチを使われてたんですが、われわれ母娘が行く末を案じたのは、その500グラムにもなるミンチさんの最期の姿だったのですよ。
つまり、スープができたら、ミンチを漉して取り除いちゃうわけですが、えええ、その大量のミンチそのまんま捨てちゃうのですか? どうなるのですか? えええ? というわけで、うちの母「あんたやったらどうする?」私「えええ?お出汁とった後のお昆布みたいに、お醤油で炊いたらええんちゃうんかな」とか真剣に思案。いやほんと、どうなっちゃうのかしら、アクまみれだし、食べたらどうなるの?不味い?とかなり心配したんですが、その後、そのスープを使った料理の具に使われていたので、なんだ、調理したら食うのに支障ナインヤンカイ、ということで、今度私がこれをつくるときには、醤油と砂糖で甘辛く炊くことにしました。スープの臭み取りに使った長ネギとショウガもちゃんと使い切るわ。誓います。
で、今日はいい天気だったので、奈良名勝ミニツアーをやってまりました。っていっても、とある目的地からバス停まで歩いただけなんですが、それだけで古都観光という気分でしたわ〜。今日は市立図書館にある市役所の連絡所で、必要書類を公布してもらわねばならず、ガッコに行く前に寄ったわけなのですが、それからJRの駅に行くにはバスに乗った方がいいなあ、と思い、中途半端な場所にある連絡所から一番近いバス停なあ、と考えて思い付いたのが、「奈良ホテルの敷地を突っ切ろう」というコースでした。
ということで、連絡所から奈良ホテルまでの裏道。「不審ケ辻子町」という不審な名前の場所です。したら、町名の由来の看板が。
なるほど〜。しかしこのあたりで鬼さんを見失ったというのか! 夜通ると無気味でしょうなあ。

奈良ホテル西側。ほどよく寂れた感じが好きなんです。ガードレールの右側はお堀。
奈良ホテル側から、旧大乗院庭園を臨む。天気がイイので橋がくっきり。
奈良ホテルの一部です。厳かな建物ございますな。
ホテルの入口にあるかわいい建物なんですが、これって番小屋?
奈良ホテルの道をはさんだ東にある瑜伽神社。
バス停から大乗院庭園を眺めたら、池にカモちゃんたちがおりましたよ。
天気がよくて、あったかいイイ日でしたね〜。ほんと。昨日一昨日とあまりにも家の中で冷え込んだので、今シーズン初めてダウンコートをおろしたんですけど....。のぼせそうでした。
|
|
☆休み明け
世の中、今日が仕事始め、または新学期の方が多くおられますが、ワタクシ、まだお休みです。スミマセン。
とはいえ、自宅でマシンに向かってずーっとごちゃごちゃやってますけど。実は新しい仕事を引き受けてまして<マタカヨ!。今日はそれ中心にやってました。
中国人留学生Lさんの中国語教室の生徒さんに、織物の研究をされている方がいて、その方が来年度博士論文提出ということで、「織物の図解」を誰かデータで作成できる人はいないか、と探していたそうなんです。で、Lさんからは「あいちゃんのお兄さんに頼めませんか〜?」つーて連絡きたんですけど、....うちの兄貴に頼んだら、会社通した仕事になっちゃうよ、ってことで、私でもよければするけどさ、ということになったわけです。
で、その方からどんな図をつくるのか、という資料が送られてきたのですが、何をどうすればよいのか???って感じだったので、2日の日にお会いしてきたんですね。
実は私は、布もの大好きでして。刺繍とか絨毯も含めて、正倉院展とかシルクロード展とか行ってそういうもの見るの大好きなんですけど、その頼まれた図解の織物研究の対象は、シルクロード時代の織物伝播について、だったのですよ。なんだよ〜、思いっきりストライクゾーンじゃんかよ〜。
その織物研究の方は、熟年女性の方でして、専門は織物じゃなくて東洋史だったのです。つまり、文化の交流、技術の伝播、という点からシルクロードの歴史を研究されているとのこと。なんでお話してて、ものすんげー面白かったですよ。私、高校時代に将来は歴史やるか児童文学やるかで悩んで、結局児童文学選んだんですが、もし、あの時に歴史選んでたら、もしかしたらよく似たようなことやっていたかもしれません。
例えば、同じ場所で発見・発掘された、見た目はよく似ている織物が3つあったとします。それを「素材」と「技術」という2つの側面から細かく分析し、1)素材も技術も他所からきたもの、2)素材は現地調達だが、技術は他所のもの、3)素材は現地調達で、見た目は似てても現地の技術で作ったもの、というのがわかるとする。すると、1番目の織物は「輸入品」で「物の交流」があったことがわかり、2番目では技術者が他所からやってきたという「人の交流」があった、3番目はその織物が織られた時期には真似をするだけの技術が発達していた、ということがわかるんだそうです。
織物の技術について研究することは、どこで文化・技術が発生し、どのように伝わっていったかを解明することができる、ということなんですね。でやっぱり織物というのはペルシャがいち早く発展し、そこからシルクロード伝って日本まで技術がやってきたと。だから、奈良時代の人々は、実際には見たこともない葡萄のツル模様や、お獅子の模様なんかをデザインできたんですよね。
なもんで、その織物研究者のおばちゃん曰く、「織物の技術的な話をしても、担当教授にはわかってもらえないのよ〜」らしく、話が通じると見込まれた否や、本当、いろんなことを教えてくださいました。私も今まで、ガラスケースの中の豪奢な織物見て、「これはどうやったら、縦糸と横糸だけでこんな複雑な模様が織れるんだ、ナゾ」と思ってたところが全部解明されたので、今度からますます正倉院展とか見るのが楽しみになってきたわ〜。
で、Illustraterでその織物の図解をつくってますが、けっこう楽しいデス。Lさんから話を聞いた時に、「はまるかも....」と思ったけど、やはり。今日の昼間、思いっきりテレビで、東京の人形町の老舗で38年間も人形焼きを焼き続けていたという職人さんが登場し、毎日2400個焼く、って話をされてて、「私が生まれる前から毎日毎日人形焼きか....」と思いましたが、案外私はそんな仕事が性にあってるのかもしれないのよ! でも夕方伯父から電話がかかってきて、4月からの仕事の話で、「飽きたら辞めるかも」つー言葉が深く考えもせずにするっと出てきてしまったので(だって、この仕事を年を取るまでずーっと続けるとは今の自分じゃ思えないわ)、やはりダメかも>職人仕事
今年の年賀状、とある方から「あいちゃんの人生、すごろくのように目まぐるしい」と書いていただき、うーん私ってなんど「フリダシにモドル」をやってるかしら、と考え込みましたが、自分自身、決まった仕事をずっと続けていくつもりがないとなると、どうなるんですかね。まあさ、所属する団体や場所が変わるだけで、自分自身が貫いてる本当の意味での“仕事”はずっと辞めないで続けるだろうけど。いろいろやりたいこと、考えたいこと、表現したいこと、つくってみたいこと、それらが網羅できるのであれば、この仕事は一番イイと思いますけどね。そういやT越先生がこの仕事紹介してくれて、「えええ、愛知はヤです〜。しかもガッコの教員はもっとヤです〜」とゴネた時、「でも僕はI毛さんがしたいこととかやるには、一番イイ職業だと思うんだけどなあ」って言われて、そうかもしれないんだけど、でもやっぱり今の世の中の教育だとか、若者の考え方だとか、未来の子どもたちのことだとか、そういうの、真面目に真剣に考えるのだけど、本当に自分のやりたかったことなのか、と言われると、ちがうよな〜、と思ってしまう、退っ引きならない今の状況。....早くシラバスつくってまえよ。って、明日はそのためにG短大に行って、M上先生の講義見学します。勉強勉強。「地道な努力が伴えば必ず評価」されるらしいさ。いやでも別に誰かから評価されたいからってやってるわけじゃないけどさ。ともあれビバ“すごろく人生”ってことで。
|
|
☆冷えますね
さすがに足下から冷えが〜。
でまあ、今日は図書館で借りてきた本とか、去年の別の先生の授業計画を見ながらせこせこシラバスの作成やってました。もうなんというか、想像するだけで胃が痛くなるわ....。なんで、気分転換に3月から住む町の情報などを集めたり。おいしいと評判のチーズケーキ屋さんとか、居酒屋さんとか、アンティークショップとか。けっこういろいろあって楽しみです。うーん、現実逃避....。
あと、引き出物やらなんやら、カタログで選んでハガキで申し込む、つーのがあるじゃないですか。それの締切りがどうもすぎてたらしく、今日催促の電話がかかってきて、オヤに「あんたの好きなもん選べ」とゆーてもらったので、カタログをじっくり検討する。しかしなかなか「欲しいわコレ!」ってなもんはありませんなあ。強いて言えば「電動ゴマすり器」だったんだけど、独り暮しであってもしょうがないなあ、と思ってやめて、結局、悩んだ挙げ句に「陳建一のゆで麺鍋・蒸し皿つき」というのにしました。容量が7.8リットルなんで、つくりおき料理の時に活用するの。
しかし、4年ぶりの独り暮しは楽しみだけど、仕事のことを考えると辛い....。うーん、でもこの仕事あっての独り暮しですからね。仕事は仕事できっちりやらねばよ。ほんとはおうちでだらだらしてるのがこの世で一番好きなのよ。でもなるべくそれに近いことができるように、生活にメリハリをつけれるよう鋭意努力するのだ。ええい。
ところで、さっき何気に今年の運勢を占ってみたら、「勉強の年」って結果が....。ちなみに以下。
●全体運:勉強や研究に適した年。新しい事に目を向けるより、過去を反省して一から学び、次への準備期間としましょう。派手さはありませんが、地道な努力が伴えば必ず評価されます。形式にとらわれて理屈屋にならぬよう注意。
●仕事・勉強運:頭が冴え、知識の吸収力が増します。研究・勉強には最適の年。資格取得なども吉。何かを教えたり、人を育てたりする事が無理なくスムーズにできます。また、今までの努力が実を結び、結果を出せる年となるでしょう。
●恋愛運:「待ち人来たらず」の年になりそうです。片思いの恋は想いが届きません。結婚にも向かない年です。充電期間と割り切って、この機会に今までの自分を見つめ直しましょう。カップルの人は、今以上の理想を掲げないことが大事。
●健康運:精神的には安定していて、心を癒す事ができる年です。健康管理にはあまり神経質にならず、程々に心がけるとよいでしょう。学問探究の旅などでリフレッシュすると吉。
●金運:商売を営む人は、経営の見直しを。長期的展望で財テクに走ると吉です。研究を怠らずに。特に大きな出費はありませんが、大きな収入も期待できません。
....なんというか、こういう結果が出た年にぴったりな幕開けですね>シラバス作成。しかも健康運も金運も「勉強」絡みの結果かよ〜。はいわかりました勉強しますよええ。
|
|
☆ベタですが
「児童文学」の授業はテキストに『星の王子さま』を使うことにしました。ベタだけどさ。これっくらいストレートな方がいいかもしれないなあと思ってきたので。岩波少年文庫版だったら安いしさ。(いろいろ翻訳出てるけど、やっぱり内藤濯訳に慣れ親しんじゃってるから他のは違和感あってダメなのだ)
『星の王子さま』で、一番好きなところは、冒頭、王子さまが「私」に「ねえ、ヒツジの絵をかいて」と頼んで、絵のへたくそな「私」は、自棄になって紙に箱だけ描いて、「こいつぁ箱だよ。あんたのほしいヒツジ、この中にいるよ」って言うところです。
まあ、毎回の授業でコツコツ朗読でもしようかな、と。だいたい8ページずつ読めば15回の授業で終わる計算です。って、けっこうあるけどな、8ページ。学生に朗読させるのもイイかなあ。しかし途中の辛気くさいところは飽きそうだなあ。ポイントは、ウワバミとヒツジとバラとキツネと井戸のところだけでいいんだけど....。いやいやそんなことを言っちゃいかんです。
あとは、毎回1冊絵本を選んで読んで感想を書く、というのもやろうかと。M上先生曰くの、学生7割、教員3割の授業を目指したいです。これするだけで、毎回30分ぐらいは取られるなあ。なんで、私の話は1時間ですむって計算です。ウシシ。
ほんとはさ。ディズニーの「くまのプーさん」とミルンの原作を比較してみるだとか、そういったこともしたいんだけど、いかんせん、人数が多すぎる....。なんかほかの授業でできんかのう。って、「児童文化」の授業でやりゃあいいんじゃん。
という感じで、いろいろごそごそやりつつ、授業計画立ててます。明日ぐらいに形を付けたいなあ。まあ、「児童文学」の方はなんとかなりそうなんで、次は「保育課程総論」ですわ。しかしよう、やったこともない授業に細かい授業計画なんか立てられるかっての。やってみないことには全然想像もつかないってのよ〜。もうイメージの限界だわ。なんでシラバスの方は適当に書いておいて、実際授業やりだしてから途中で路線変更したことにします。決めたもんね〜。
|
|
☆失神
朝から首が痛く、それでも図書館には行かなくちゃ〜と思ってたのですが、もういっそ雨の中でかけるついでに、ということで、美容院に行ってきました。いい加減、やまんばのような頭になっておったので。
でもって、カット+パーマ+マニキュアのコースで3時間。まあ、1年に2、3回しか行かないので、いつもそんな感じなんですが、行きつけの美容院のお兄さんは、「心のマンガは高橋よしひろの『ウィード』です」という隠れオタクなので、今日もまあそんなオタッキーな会話を繰り広げる。でもって、今日は、新しいパーマ液になったそうで、いつもはパーマが当たりにくくかつ痛みやすい私の髪にもオッケーかも!つーてですね。「このパーマ液、髪の毛痛まないようにアレが入ってるんですよ」「はあ」「あのね、アレですわ。クロロフ...」
「え? クロロフォルム?」
「....なんでそんなもん入るんですか。したら今頃、I毛さん、くた〜って気ぃ失ってまっせ」「はあ、なんで今頃倉庫の床に転がされてるんですわ」「どんな犯罪なんですか。だからクロロフォルムちゃいますって。クロロフィルです。葉緑素です」「え? 髪が緑になるんですか?」「はあそうですわ。光合成するんですわ」「二酸化炭素吸うんですね」「そうなんです。って、しませんって。ただ入ってるだけですって。葉緑素の養分で髪の毛が痛まないんです」ということでした。うーん、クロロフォルムだったらデンジャラスなのに。ってか、その単語がすぐに通じるお兄さんもステキ。
ってまあそんな感じで3時間。何故かBGMは城達也の「ジェットストリーム」でした(CD出てるらしいデスね)。どうやら私の世代に合わせてくれたらしいデス。でその間、日本航空がパリやらマドリードにつれていってくれましたよ。セーヌ川のほとりで「か〜わは〜な〜が〜れる〜」とかね。懐かしい名曲ばかり流れて面白かったです。
で、帰りは薬局に寄って、年末に消費してしまった「せんねんきゅう」を買い求め。最近はもう一番強い「おうみ」一辺倒でして。ニンニクが入ってるらしいの。で、食後に首から肩にかけて10ケ所以上やったらとてつもなく眠くなってちょっと寝たら肩が軽くなってました。バンザイ! 来週コレでなんとか凌ぎます。さ〜、明日からは本腰入れて児童文学と保育課程総論の授業計画を立てないと〜。
うーん、しかし「児童文学」の授業なんですが、全員必修なんで、物語が好きだろうが興味なかろうが110人に授業しなきゃならんわけですが、どうするかね。私がこの授業で一番重要視したいのは、「人間にとって『物語』がどれほど大切なものか」ということに如何にして気づくか、ということでして。
先日のS先生の作品のテーマにもあったのですが、人間だけが目に見えないものを想像する力を持っている。それがどれだけ掛け替えのないものであるか。そして、古代の人たちから伝わる神話や昔話を読み解けば、人間の魂の成り立ちも見えてくる。私たちが何に喜び、何を哀しむのか、怒るのか、それを考えることは、人間の心に寄り添う仕事として、一人一人が子どもたちと共に生きるための大きな財産になると思うわけです。
物語の持つ力は、人間が生きるための原動力だと思ってこの仕事やってるわけなんで、それをどうやったら学生さんたちにも感じてもらえるかなあと模索中です。私の大学時代、芸術教育を学んでた時には、フランクルの『夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録』を読んだもんですが、じゃあ授業で「ライフ・イズ・ビューティフル」を見せるのはどうだ、とか考えてますが、117分もあるんじゃ1回の授業で終わらないねえ(今Amazonで調べてみたの)。まあ、こんな大事なこと、映画1回見る、とかゆーインスタントな方法でできるわけはないと思うので、彼らと付き合う2年間でコツコツやっていかねばならんのでしょうけど。
子どもたちは、絵本好きです。お話好きです。人形劇好きです。ごっこ遊び好きです。イメージを広げて言葉遊びをするのが好きです。はい、だから子どもが喜ぶから絵本を読みます。お話をします。人形劇をやるんです。だけじゃあ、何か大事なものを見落として、結局自分がやっていることが形骸化してしまう。保育者として、絵本を読む。お話をする。人形劇をやる。それにはどんな意味があるのか。答えなんかすぐにわからなくても、そうした心構えを常に持っていてもらいたい。
といっても、初めてやる年から万全にできるわけないので、試行錯誤ですよ、試行錯誤。しかし、私にとって、「物語」はこの世で一番大切にしているものなので、中途半端にはできないなあ、という胃が痛くなるような試練ではありますけど。でも結局は楽観バカなので、なんとかなるさ〜、で風呂入って寝ます。おやすみなさい。
|
|
☆年明け早々
肩凝りひどくてよ〜。
肩が凝り過ぎると、鼻の奥がなんというか、鼻血が出そうな感じになります。といっても鼻血なんて出したことないんだけど。なのでいっそと思い、昼間、電気毛布をあったかめにして昼寝をしました。そしたら起きてスッキリ! やっぱり血行やねえ、と思ったけど、1時間もしないうちに元通りですよ。とほほ。しかし今日は冷える1日でした。しかし肩が凝ると本も読みたくなくなるのでどうしたものか。仕事にならんじゃん。
とりあえず、年賀状も全部終わり、来年度の準備を始めてます。授業計画と教科書を決めなきゃならないので、明日は図書館行きです。もう、いっぱいいっぱい勉強しないといろんなことが追い付いていかないわ〜。あーもうどうする?私。
しかし明日の日本列島は荒れ模様らしく、すでに雨風が....。サッシぴっちり閉まってるのに、障子がパタパタ動いてますよ! とはいえ、関西はさほどじゃないらしく、大変なのは北陸関東地方の模様なので、みなさまお気を付けてください。
そういや明後日日曜日は若草山の山焼きの日だけど、こんな天気だったら来週に延びるのかな。
まあそんな合間に1つレシピ追加しました。最近のヒット!「ゴルゴンゾーラのクリームパスタ」です。簡単なのに無茶苦茶おいしいのです。冷えた白ワインかスパークリングワインといっしょにどうぞ〜。最近、青かび系のチーズって、そのまま食べるの疲れてさ....。嫌いじゃないんだけど、気合いが必要と言うか。でもこうやって食べると最高においしいですわ〜。
ところで、今年の初心を元旦に書くのを忘れていました....。
★生活一般にマメになる!
→片付けとか掃除とか、料理のストックとか、そうした面倒臭いことに対してマメに動けるようになりたいデス。はあ....。
★フットワークは軽く!
→やりたいこと、やらなきゃいけないこと、早め早めに取りかかりましょう。だらだらしない! 今年こそ、ドロナワ子の汚名を返上したい所存。
という、何やら真っ当な人間として切実な問題をクリアしたいもんですなあ。なんだか小学生の1年の目標みたいですけど、4月から人生双六のふりだしから始めるんで、こんなところで。
|
|
☆愉快な宴会
ってなわけで、今日は朝から年賀状の切手貼りをひーこらやってから、新大阪まで出かけてきました。そうか、今日帰る帰省客も多いわけで、新大阪の駅はなんか妙に人出が多かったです。本屋も激コミ。
で、今日のお雑煮の会は、月1回の児童文学塾の月曜日のメンバーが集まる会でして、先生の博多風お雑煮をメインに持ち寄りパーティーでした。私は今回は何もたいそうなことはせず、紅玉ジャムとkiriのクリームチーズとプレミアムクラッカーだけ持って参加。
塾のメンバーは、私が一番若い!ので、みなさま現役主婦の方ばかり。それぞれが家のお正月料理を持ってきてくださいました。
なかなか他所のおうちのお節を食べる機会なんてないけど、今回、いろんな味を楽しめました〜。ご主人が長野の小諸出身のS藤さんが持ってこられた塩鮭の酒かす煮、というのがとても珍しく、そしておいしいのでびっくり! まあ、味の濃い〜粕汁みたいなもんですけど、今まで見たことも食べたこともない料理だったので、残ったやつをもらって帰ってきてしまったほどです。
ふふふ、熱々なので湯気がたってますよ! これが博多風お雑煮。具はなると風蒲鉾、ブリ、小松菜で、お出汁がお昆布とおカツオとなんとスルメ!なんです。すごくおいしかった〜。先生ごちそうさまです。
で、みなさんあんまり飲まないんじゃないかと思って、とりあえず乾杯用にスパークリングワインを買っていったのですが、けっこうみなさん飲むじゃありませんか....。K村さんが日本酒と焼酎の5合瓶を持ってきてくださったのですがすっかり空けてしまいました。いやでもね、一番飲んだのは多分私なの〜。普段焼酎は全然呑めないのだけど、K村さんが選んでくださった焼酎おいしかった! 新酒の蔵出しだったからかもしれませんけど、クセがなく、ぐいぐいと飲んじゃってまあ。これが煮物や明太子や、果てはデザートのチーズケーキにまで合うんですよね〜。
しかし月曜塾のおばさんたちはパワフルで、知的で、真摯な方ばかりで、つくづく素敵な人生の先輩たちだなあと思います。同じものに対し、真面目に取り組んでいる故の結束力のようなものもありますし。先生からも多くを学ばねば!と言いつつ、私たちは先生に喋る機会を与えないマシンガントークを繰り広げるのでした。とても愉快な宴でした。
でもって、かなり酔っぱらったまま電車で帰るハメになる私....。それでも阪神デパ地下に寄って、頼まれ買物とビンチョウマグロのお刺身とユーハイムディーマイスターのモンブランロールをゲット。酔っぱらったままなので、本屋で手作り関係の本を値段を気にせずに買ってしまったり。で、電車ではずーっと熟睡。気づいたら奈良でしたことです。
|
|
☆だらだら
今日はようやく正月らしくだらだらしてました。といっても、年賀状のコメント書きが終わってないので、だらだらやってましたが。
昨日、S先生から新作の主人公のイラスト入り年賀状をいただきました。ふふふ、かわいいです。しかし、私の年賀状は、今朝投函しました....。
こうして、印刷まではものすごく集中してやるのですが、コメント書きはじめると進まなくなってしまうのは毎年のことで、去年の日記を読み返すと、なんと5日にようやく全部終わった模様です。ダメダメだわ。
明日は新大阪のT越先生の事務所で、先生の博多風お雑煮の会です。
でもって、今日はこんなものをつくってみました。
栗きんとん利用のポテトアップルパイです。栗きんとんに牛乳をかけて電子レンジでチンして、ようく混ぜた後に卵黄とバターを混ぜます。それと先日作った紅玉ジャムと一緒に冷凍パイシートで挟んで焼きました。これがとってもおいしかったですよ〜。熱いお紅茶にぴったりなお味でした。
牛乳混ぜた栗きんとんだけでも食べてみたけど、とってもクリーミーでおいしゅうございました。これははまりそうです。栗きんとん残ってる人、試してみてくださいな〜。
それから、これは、インスタントのお吸い物でできたドラえもん。

偶然の造形美。ほんと、何もしないで三つ葉とユズ加えてお湯注いだらこんなになりました。
|
|
☆ローマーンのーかけらがほしーいーのさー
今日は中学のクラブの同窓会で西宮まで出かけてきました。クラブつーたら吹奏楽部だったのですが、うちの学年と1つ上の学年が仲良しで、今でも年に2回ほど飲み会があります。私の参加は、なんだかんだと2年ぶりだったような気が....。先輩たちは相変わらずでございました。で、その中で、高校卒業してすぐに阪急電車に就職して運転手やってた先輩が、なんとJRに転職した!ってことなんですよ。うちの小学校は、国鉄の線路沿いにあって、その先輩曰く、
「小学生のときな、教室の窓から毎日国鉄の電車見て、『いつか俺はあれの機関士になる!』って決めとったのよ。俺は小学生のときの夢を叶えた男やねん。500メートルの長さの貨物列車の機関車を俺が運転するんよ。おい、電車やないで、機関車やで。俺のJRでの身分は『運転手』やけど、機関車運転するからホンマは『機関士』やねんで。(ツッコミ>「石炭くべるんですか?」)ちゃうやん、それは機関助手やし、今は石炭やのうて電気で走っとるわ! で、その機関車を毎日大阪から名古屋まで運転してるんよ。男のロマンよ。あんな阪急や阪神の電車なんて、誰でも運転できんねん。こうして酒飲んでてもぴたーっとホームに停めたるわ。貨物の機関車は、超絶技巧やで。500メートルの列車に人間は俺一人やねんで。動力は1番前の機関車だけ。それを俺一人が操ってんねんで。おいアイコ、お前、児童文学やっとるんやったら、俺の話を書け! 今の子どもらに男の夢を叶えるってことはなあ、つうてやな、そういうのをちゃんと伝えなアカン!」「え?先輩バツイチで、奥さんおった時に他の彼女おって、でも今の奥さんはまたその人とちゃう、ゆーとこまで書くんですか」「それは〜、いらんて」
でもって、地元の実家に帰った先輩らが、元のうちの家の前を通ったらしく、みんなが口を揃えて「おい、アイコのうち、解体されとったで」「家すっかりなくなっとったで」とのことで。震度7の大地震でも崩れなかった家ですが、そろそろガタが来てたんですかね。後に入居した人が今回建て直しをしたするみたいです。うーん、すっかりあのあたりの風景も変わっちゃったんでしょうなあ。ほんと、うちの近所、すっかり家つぶれちゃってたしなあ。そういえば、お向かいに住んでた幼馴染みのマリちゃんが「家買った!」と年賀状を寄越したけど、その住所が、私が神戸の会社に勤めていた時に住んでたところの目と鼻の先でした。なんというか、縁ですね。時間はずれてるけど何故引っ越しでまでご近所....。マリちゃんちは、古い日本家屋で、1階がぺしゃんこになって、殆どモノを取りだせなかったということだったのだけど、この年末、片付けしてたら、小学生の頃に一緒に撮った写真がいっぱい出てきて、多分、この写真もマリちゃんはおうちといっしょに失くしちゃったんだなあ、と思って、今度遊びに行った時には持っていってあげよう、と思ったのです。
今日、小3と4歳の娘さんをつれてきていた先輩も、震災の時につぶれた家に8時間も閉じ込められて、もう少しでクラッシュ症候群になりかけた、という大怪我をされたんだけど、今はとてもお元気で、こうしてみんなで集う度に、みんな無事で生きててよかったなあ、と帰り道にしみじみしたりするのでした。
あと2週間ほどで、あの日から12年になります。
|
|
☆あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします。みなさんにとって、素敵に楽しくおいしい1年でありますように。
まあこれが、1年の計は元旦にあり、とか言いますが、せこせこ昼すぎから年賀状....。途中、母ちゃんに「私の分は〜?」といわれ、だだだっと先にやっつけ、自分の分はようやく今、印刷完了しました。あとは表書きを印刷して、コメント書いて投函です。まだまだゴールが遠いかも。今回、もっとサクサクできると思ったけど、初めてやることで意外に時間がかかってしまった....。反省です。構想は前からあったけど、実際に作業はじめたの、29日だったし。でも楽しかったからいいや....。
ところで、今日あることを大発見。
昨夜、教育テレビでモーツァルトのホルンコンツェルトやっててですね。この曲、最近ではすっかり「1ヶ月1万円生活」のお料理の際のテーマ曲になっちゃってるやねえ。これ聞いたら、濱口が愛鶏しゃくれと食事してるシーンとかイメージしちゃってそれはどうなのよ、と思って聞いてたんですが。でその後、夜中のNHKでさだまさしが「北の国から」のテーマを「あーあーあああああーあー」と歌ってまして。
今朝、頭の中でその2つの曲が同時に流れました。そうなんですよ。メロディーラインとコード進行がほぼいっしょなんですよ....。まあヒマな時でも確かめてみてください。
しかし、コタツでいろいろやっていると、テレビがすぐそばにあるので、普段全然見ないのに、いろいろ見ちゃってますよ。しかし奈良放送の超ローカル新年挨拶CM(地元企業が静止画で新年の挨拶CM流すのよ〜)の怒濤の連続には脱力するなあ。
では今年のお節です。しかし毎年手抜きになっていくなあ。ほんと、大したもの作ってませんが。このサイトには私が作った料理の写真は殆ど載ってないので、一応レシピサイトらしく写真を載せます。

左、一の重。カズノコは酒かす漬けだったのですが、すごくおいしかったですわ〜。酒が進みます。右、二の重。お節のはずですが、どうみても普段のお弁当? でも今年の肉団子はとてもおいしゅうできました。しかしB型のうちの母が丸めたため、大きさがまちまち。オイ。
 
左、三の重。奮発しておいしい練り物を買ったら、やっぱり値段だけのことはあるわ。おいしいですよ。右、おなます。うちはサラダ仕立てです。ものすごい量の大根を千切りします。よかった、千切り好きで。
 
左、きんぴらごぼう。関西はたたきごぼうなんですが、あんまり売れないので、最近はもうきんぴらを。....普段のおかず? 右、栗きんとん。今年はお芋がよくて、できあがりが芋羊羹のようになりました。
 
左、筑前煮。フライパンの鉄分のせいで、色が黒くなってしまった....。来年は別の鍋でやろうそうしよう。右、しめ鯖〜。1尾2000円でしたが、さすがにおいしかったです。
 
左、サーモンのサラダ。スパイスといっしょに練ったクリームチーズを添えました。右、うちの関西風白味噌のお雑煮。
|